第94回夏期講習会(第2班)
―初秋の爽やかな日差しのなかで―




  8月21日から27日までの7日間、宗家において第94回夏期講習会(第2班)が開催され、全国各地の同門社中が受講しました。
  初日は御祖堂参拝の後、午前9時より茶道会館にて開講式。
  家元は、「お一人お一人が自分の心を前向きにしてこの講習会に臨まれることを期待しています」と受講者を激励されました。
  受講者を代表して福光宗芳氏(群馬県支部)が誓いの言葉を述べ、早速基本の割稽古から実技講習が始まりました。


誓いの言葉 割稽古


  受講生は、業躰方の指導のもと7日間で小習事、四ヶ伝、七事式、行台子、真台子まで、熱心に稽古に励みました。
  期間中には家元講話のほか、十職の黒田正玄氏、大西清右衛門氏による課外講座、早朝坐禅や大徳寺拝観も行われました。


家元講話


課外講座(黒田正玄氏) 課外講座(大西清右衛門氏)


  最終日の27日午後3時よりの閉講式では、家元が受講者代表の竹村宗和氏(横浜支部)に修了証を、藤川宗美氏(栃木県支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元は「それぞれの場所に帰ってからも身の丈にあった茶の湯を楽しむことが、利休居士につながる茶道という大きな道を歩んでいく上でとても大切なことだと思います。これからも共に歩んでいけるよう祈念しております」と挨拶されました。
  最後に、辻本宗朝氏(東京第八西支部)が7日間を振り返りながら謝辞を述べ、一層の修道を誓いました。


修了証を拝受 学校茶道教授者適格証を拝受


受講者代表の謝辞