第104回夏期講習会


  平成30年8月27日(月)から31日(金)までの5日間、宗家において第104回夏期講習会が開催され、全国各地また海外からの同門社中63名が受講しました。




  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「皆さんは講習会の場へ褒められるために参加するのではありません。ここで、自分の弱さや間違いに気づくために来られていると思います。予習復習をしてきたのに、緊張でふっと抜けたり間違えることがあったら、『しめた!』と思ってください。自身の心構えを再認識する意味で、どうかこの5日間、丸ごとの自分でこの講習に臨んでいただきたいと願います」と挨拶。受講者を代表して森川宗仁氏(新居浜支部)が誓いのことばを述べ、早速実技講習に入りました。


誓いのことば


割稽古


  講習会では割稽古から始まり、基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子までの実技講習、さらに家元の講話、千家十職の14代黒田正玄氏による課外講座、坐禅などが行われました。酷暑の中でも講習に注力できるようにと配慮された各教場において、受講者は集中して取り組みました。


家元講話


黒田氏講座 坐禅


  また、最終日朝礼では千 玄室大宗匠が道話を行い受講者を激励されました。




  最終日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の池田宗洋氏(三重南支部)に修了証を、藤田宗佳氏(東京第五東支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元からの挨拶の後に受講者を代表して佐伯宗由氏(新潟支部)が謝辞を述べ、充実した5日間の講習会が無事に終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


受講者代表謝辞