第20回 今日庵訪問


  平成24年6月16日(土)、第20回「今日庵訪問」が実施され、午前の部・午後の部とも参加者(午前の部45名、午後の部45名)は2班に分かれ、それぞれ利休御祖堂参拝並びに茶室の拝観、薄茶席、点心席で今日庵業躰より丁寧な説明を受けました。




◇開式 (茶道会館 心花の間)
  開式では、倉斗宗覚業躰から、「お家元の特別なお計らいにより、普段は業躰も朝の御参りでしか入れない利休御祖堂にも特別にお入りいただきます。今日は、生憎の雨模様ですが、『雨は嫌だなぁ』と思わないで『雨も風情があるなぁ』と思える心持一つで、気持ちがぐっと違ってきます。宗家の空気を心で感じていただき、今回心に残ったものをしっかりと地元の社中に持って帰ってお稽古を続けていただきたい。わからない事があったら、沢山質問をして修道の糧としてください」との挨拶がありました。






◇御祖堂参拝・茶室拝観
  利休御祖堂を参拝の後、各茶室を業躰の説明で拝観。






◇薄茶席 (抛筌斎)
  茶席の設え、道具や取り合わせについての説明を受け一服。








◇点心席 (茶道会館大広間)
  一献の後、点心に添えられた「つぼつぼ」の意味や本懐石のいただき方など、解り易い説明を受けながらの点心席。






◇集合写真 (茶道会館 心花の間)
  【午前の部】





  【午後の部】





  また、希望者を対象に大徳寺聚光院の方丈と茶室の拝観、利休居士墓参の機会も設けられました。
  参加者からは、「どの席も業躰先生方が初心者向けに解り易い説明をしてくださるので、良く理解でき、貴重な一日でした。お茶もお菓子も美味しく、本当に感激しました。同時に自身の勉強不足を痛感しました。地元に帰ったら先生に報告をして、一層稽古に励みたい」との声が聞かれました。