第19回 今日庵訪問




  平成24年5月12日(土)、第19回「今日庵訪問」が実施され、午前の部・午後の部とも参加者(午前の部43名、午後の部45名)は2班に分かれ、それぞれ利休御祖堂参拝並びに茶室の拝観、薄茶席、点心席で各業躰より丁寧な説明を受けました。

◇開式 (茶道会館 心花の間)
  開式では、倉斗宗覚業躰が「今日はご宗家の特別なお計らいにより、普段公開されていない茶室へもお入りいただきます。兜門をくぐり、宗家の空気を肌で感じていただくことが目的です。一度に何から何まで覚えて帰るのは難しいので、茶室であったり、道具であったり、何か一つでもここで自分の心に響いたものを地元に持ち帰れるような有意義な時間を過ごしていただきたい」と挨拶。






◇兜門〜露地
  参加者は、緊張と期待を胸に初めて兜門をくぐりました。




◇御祖堂参拝・茶室拝観
  利休御祖堂を参拝の後、各茶席を業躰の説明で拝観。




◇薄茶席 (抛筌斎)
  茶席の設え、道具や取り合わせについての説明。






◇点心席 (茶道会館大広間)
  一献の後、点心に添えられた「つぼつぼ」の意味や本懐石のいただき方など、解り易い説明を受けながらの点心席。








◇集合写真
【午前の部】



【午後の部】



  また、希望者を対象に大徳寺聚光院の方丈と茶室の拝観、利休居士墓参の機会も設けられました。
  参加者からは、「貴重な経験をさせていただき、本当に感激しています。業躰先生方が初心者向けに説明をしてくださっているのが良くわかり、凄くよく理解できました。同時に自身の勉強不足を痛感しました。地元に戻って、一層稽古に励みたい」との声が聞かれました。