茶道文化教室・初級講座を開講
−全国から28名が受講−


  11月24・25日の2日間、第76回「茶道文化教室・初級講座」が裏千家宗家・茶道会館・裏千家学園等を会場として開催されました。
  今回は男性4名を含む計28名が受講。アメリカの裏千家淡交会ミネソタ協会からの参加者もありました。
  開講式では大宗匠よりご挨拶があり「お稽古事は、あたかも知っているかのように満足してしまうのが一番いけないことです。この機会にしっかりと勉強していって下さい。」と受講生を激励。続いて呈茶・利休御祖堂参拝・資料館見学・実技指導(初歩の稽古)があり、参加した28人は緊張した面持ちで講習に臨みました。
  ほとんどの参加者が宗家での講習は初めてでしたが、受講生からは「改めて基本の大切さをしみじみと感じました。」「今回は炉点前の講座でしたので、次回は風炉の時期に他の講習会にチャレンジしてみたいと思います。」との声が聞かれました。


大宗匠による開講式ご挨拶


呈茶


業躰講師による実技指導


  講座2日目は大徳寺を訪問。さる11月19・20日に宗旦居士350年忌法要が厳かに執り行われた直後ということもあり、受講者たちは宗旦居士の威徳を偲びつつ、利休居士をはじめとする歴代宗匠方の墓参をしました。続いて塔頭寺院の拝観・呈茶を経て、昼食後に解散しました。


利休居士・歴代宗匠墓参 大徳寺塔頭にて


今回受講の28名


  茶道文化教室は「基礎講座」と「初級講座」の2コースで、春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)の年2回ずつ開講しています。

【参加資格】
  ・ 「初級講座」は、裏千家茶道愛好者であれば淡交会の会員でない方でも受講いただけます。
  ・ 「基礎講座」は、終身正会員以上の淡交会会員であれば受講いただけます。

  平成20年度の開催日程は『淡交タイムス』、裏千家ホームページに改めて掲載します。