茶道文化教室・基礎講座を開講
―全国から34人が参加―


  台風が過ぎ去りまだまだ残暑厳しい京都で、「第109回茶道文化教室・基礎講座」が9月9日(金)〜11日(日)の3日間の日程にて、宗家・茶道会館・裏千家学園を会場として開催されました。
  9日の開講式では主任講師の寺西宗二今日庵業躰が受講生を激励。続いて利休御祖堂参拝・茶室拝観・基準点前解説(含、呈茶)・茶道資料館見学・実技指導(割稽古)と、全国から参加した34人はそれぞれの想いを胸に講習に挑みました。 緊張の中、真剣な面持ちで暑さを忘れた時間を過ごした受講生からは「普段の何気ない基本動作の中にも一つひとつに意味があることがよく分かりました。この経験を持ち帰り私の茶道人生に活かしていきたいと思います。」との声がありました。


開講式 基準点前解説と呈茶


兜門から御祖堂参拝へ 茶葉を石臼で挽く体験も好評
(茶道資料館)


割稽古 業躰による講義1
「水屋の心得について」


業躰による実技稽古


講義2(千坂秀学講師) 静座と法話





  講座3日目には大徳寺を訪問。聚光院での利休居士墓参、金毛閣、塔頭寺院の拝観・呈茶を経て、昼食後に解散しました。


金毛閣前にて 利休居士墓参



兜門での記念撮影



  茶道文化教室には、淡交会終身正会員以上の会員が受講できる「基礎講座」と、裏千家茶道愛好者を対象とした「初級講座」の2種があり、春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)の年2回づつの開講となります。
  今秋11月5日(土)・6日(日)に開講予定の第72回初級講座の受講生募集につきましては、淡交タイムス9月号または、裏千家ホームページ「募集案内・お知らせ」をご覧下さい。(受講を希望される方は、概ね9月中にお申込み下さい。)