千 玄室大宗匠、京都芸術大学にて講義


  令和3年5月11日(火)、京都芸術大学(京都市左京区)内の京都芸術劇場 春秋座において、千 玄室大宗匠が「京都学」の講義をされました。



  「京都学」は市民も受講可能な連続講座で、同大学が京都市・京都新聞と共同開催しています(協力:文化庁 地域文化創生本部)。「京都で育まれてきた日本の伝統と文化」をテーマとし、今年度春期は、彬子女王殿下をはじめ、塗師 十三代中村宗哲氏や同大学副学長の小山薫堂氏(今日庵評議員)などの登壇が予定されています。



  大宗匠は古典文学や聖書の一節などを引用しながら、学びの意義について説くとともに、昨今の社会情勢に触れ、「今、私たちはコロナという大きな試練の中にいます。これを何とか皆で乗り越える努力をすることで新しい世界が広がっていきます」と語りかけられました。
  なお、このたびの政府の緊急事態宣言発令により、府市からの要請を受け、講義は無観客開催となり、約900名の学生と約400名の市民受講生にオンライン配信されました。