茶道教養講座第500回記念
千 玄室大宗匠 特別講演会




  平成30年9月2日(日)大阪府立国際会議場において、大阪四青年部連合会主催 茶道教養講座第500回記念千 玄室大宗匠特別講演会が開催されました。
  丹羽健二大阪支部連合会名誉顧問(今日庵老分・大阪北支部名誉支部長)、原田 収大阪支部連合会副会長(今日庵老分・近畿第二地区地区長・大阪東支部支部長)、大林剛郎大阪支部連合会会長(今日庵老分・今日庵理事・淡交会理事・大阪北支部支部長)、廣田元孝大阪支部連合会副会長(淡交会監事・近畿第二地区副地区長・大阪南支部支部長)はじめ、大阪支部連合会内役員・会員、大阪府内の学生・生徒等約800名が参加しました。
  茶道教養講座は、大宗匠の発意により、大阪四青年部連合会の主催で、昭和40年から青年部会員の幅広い教養を高める機会として回を重ね、今回で第500回の節目を迎えました。

◇昼食会
  式典・特別講演会に先立ち、リーガロイヤルホテル大阪にて昼食会が開催。長谷川幸則大阪四青年部連合会会長の主催者挨拶の後、秋山圭市大阪支部青年部初代部長(元淡交会監事)の発声で乾杯し、大宗匠を囲んで和やかに懇親が深められました。


長谷川青年部連合会会長 挨拶 秋山初代部長 挨拶




◇式典
  午後1時30分より、大阪府立国際会議場 三階イベントホールにて開催。秋山初代部長をはじめ、大阪四青年部歴代会長が登壇。主催者として長谷川青年部連合会会長の挨拶のあと、大宗匠、大林支部連合会会長、池田周弘大阪支部連合会幹事長(淡交会参事・近畿第二地区副地区長・大阪北支部副支部長)の祝辞がありました。


大林連合会会長 池田連合会幹事長


◇特別講演会
  式典に続き、大宗匠による特別講演会が行われました。
  壇上に立たれた大宗匠は、500回に至るまでの歴代会長や先生、支えてこられた方々に想いを馳せ、「茶道は点前作法など一般の方々には敬遠される傾向にありましたが、お茶の相(すがた)を捉え、お茶の道を理解する若者も増えてきました」と話され、「日本の文化は情”の文化です。お茶を点てる方は相手が『この一碗で幸せになりますように』と願いながら茶筅を振り、お茶を召し上がる方はその一碗を手に取り、大きな恩愛に感謝を捧げ頂戴する。一服のお茶は間”を創り、人に余裕を与えるもので、互いの心をつなげる大事な要素です。一碗のお茶をもって平和が訪れるよう願っております」と結ばれました。




◇茶席
  講演会に際して、同会場に大阪四青年部連合会担当(協力:学校茶道)の呈茶席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。