大宗匠、「古典の日フォーラム2017」で登壇




  平成29年11月1日(水)、古典の日制定5周年を記念して「古典の日フォーラム2017『5周年記念式典』」(主催:古典の日推進委員会)が国立京都国際会館において開催。千 玄室大宗匠がリレートーク「古典をいだき 古典に抱かれて〜私のおすすめ、この一作〜」にて古典の魅力を語られました。

  開式にあたり、大宗匠は古典の日推進よびかけ人代表として挨拶。その後、各界の著名人がおすすめの古典を紹介するリレートークが行われ、大宗匠、文化庁長官の宮田亮平氏、和紙作家の堀木エリ子氏、京都府知事の山田啓二氏、京都市長の門川大作氏、宇治市長の山本 正氏が登壇。大宗匠は栄西禅師の『喫茶養生記』を取り上げ、「古典はとかく『読みづらい』と手が伸びない方も多いと思います。しかし、紐解いてみると多くの気付きを与えてくれるのもまた確かです。『喫茶養生記』を読むと、禅僧が持ち帰った喫茶文化が後の日本文化に大きな影響を及ぼし、ひいては日本人のもてなしの心の基となったことがわかると思います」と語り、会場に集った約1,600人の聴講者は熱心に耳を傾けていました。