大宗匠、法政大学全国卒業生の集い京都大会にて講演


  平成28年11月11日から13日、「第24回 法政大学全国卒業生の集い京都大会」が催され、12日(土)にはウェスティン都ホテル京都を会場に、千 玄室大宗匠が「一碗から平和」と題して記念講演をされました。




  今回の講演会は、同大京都府校友会名誉顧問を務める韓 昌祐氏(株式会社マルハン代表取締役会長)の依頼を受けて実現しました。

  大宗匠は、自身の戦争体験や僧堂での修業経験について触れながら茶道の精神をわかりやすく解説し、「お茶をいただく際、互いに声をかけて一碗を勧め合うことを大切にしますが、これは相手の心を労る訓練なのです。世界中で差別の問題が大きな課題となっている今こそ、茶の道を学び実践することが人間同士の絆を深め、平和な世の中の実現に大いに役に立つと思われます」と語りかけられました。集った666人の参加者は真摯に耳を傾け、講演終了後には会場から大きな拍手がおこりました。