乙訓青松会10周年記念行事
―千 宗室家元が講話―


  平成27年10月26日(月)、京都府長岡京市にある立命館中学高等学校において、公益社団法人乙訓青年会議所茶道同好会 乙訓青松会10周年行事が開催され、千 宗室家元が記念の講話をされました。
  同校は昨秋、創立100年を契機に長岡京市へ移転しキャンパス内に茶室を新造。家元が『瑞兆軒』との軒号及び扁額を寄贈されています。

  講話に先立って催された茶席には、山田啓二 京都府知事夫妻、福山哲郎 参議院議員夫妻など国政府政市政に関わる来賓方も訪れ、伊藤邦夫 乙訓青松会会長をはじめとするメンバーより心尽くしの一碗が呈されました。




  参席後、演台に立たれた家元は、「乙訓青松会のシニア・現役が一体となった“気合い”の感じられる心のこもったお茶をいただき、これまでの10年、良い時間を過ごしてこられたことと感じ入りました。一期一会の覚悟を必要とする今日という日に向け、稽古を重ねてこられたことでしょう。未来は誰にも予測できませんが、今この一挙手一投足が未来を創ります。だから手間をかけ、工夫をすることを疎かにしてはいけません。一期一会の精神で“今”を生きることは、たくさんの“過去”を大切にしなさいということでもあります。茶の湯を通して、JCの仲間と共に歩んできた過去を振り返り語り合える場を作ってください」と結ばれました。




  講話後は、会場をうお嘉に移動し、二之湯智 参議院議員をはじめとする関係各位や全国各地より駆けつけたJC茶道同好会メンバーと共に懇親を深めました。