家元、岡崎青年会議所創立55周年事業にて記念講演


  平成27年4月26日(日)、愛知県岡崎市にあるizumoden岡崎において一般社団法人岡崎青年会議所創立55周年記念事業が開催され、千 宗室家元が式典に先立ち「日本人の精神について」と題し講演をされました。
  岡崎青年会議所(JC)は、2014年度日本JCへ鈴木和也氏を会頭として輩出しており、鈴木氏は「取り戻せ日本の矜持」の会頭テーマのもと活躍されました。同氏が長年日本JCの役員を務める中で家元とのご縁が生まれ、この度の記念講演が実現しました。




  講演で家元は、「茶の湯で一番大切なことは、虚栄心や妬む心など心の中にある無駄なものを削ぎ落とすこと。だからこそ、茶道という文化は500年もの間、人から人へしっかり手渡され今日まで伝えられてきました。世の中にベストな方法というものは決まっていませんが、グッドな方法はたくさんあります。その中で取捨選択し自分なりにベストなものに変えていこうとする、ひと手間が人間を変えていきます。岡崎JCが市民の皆さんに今後もご理解ご厚誼をいただきながら、益々発展していくことを祈念します」と話されました。

  講演前には、淡交会三河支部と岡崎JC有志、青年部、学校茶道の合同の呈茶席が設けられました。




  講演、式典の後に開催された祝賀会には、日本JC・東海地区・愛知ブロックのJC役員ら約250名がつどい懇親を深めました。