千 万紀子様、京都東ロータリークラブ例会にて卓話




  平成27年3月6日(金)、ウェスティン都ホテル京都にて開催された京都東ロータリークラブの例会にて、千 万紀子様が「海外における茶道への関心」と題し卓話に臨まれました。

  京都東ロータリークラブは、国際的奉仕団体「ロータリークラブ」の日本で第180番目、京都では3番目のクラブとして昭和31年に誕生し、現在約100名の会員を擁する歴史あるクラブです。
  今回の例会には台湾等、海外からのゲストを含む約70名が出席し、万紀子様の話に耳を傾けました。

  卓話の中で万紀子様は、「日本文化の縮図といえる茶道は、単に点前規則だけではなく昔の日本人が大切にしてきた心を、現在の世の中に伝える役割を担っているものと思います。“おもてなし”に代表されるそういった心こそが、海外から高く評価されているのです」と述べ、また、南部鉄器や弁当箱を例に、海外で認められたことをきっかけとして逆輸入のような形で日本人にその物の良さが再認識されている近年の現象を説明。「海外から教えてもらう前にそれらの良さをわかっておかなければ、胸を張って日本人とは言えません。自国の文化を理解してはじめて、世界で通用する人間になれるのではないでしょうか」と、自身の海外での活動経験を踏まえたお話をされました。