第42回 九州地区茶道文化講演会




  平成26年6月10日(火)、千 宗室家元を迎えて九州地区茶道文化講演会がホテルニューオータニ博多において開催され、千 敬史様、伊住公一朗様、大谷宗裕様が出席されました(主催:淡交会九州地区 後藤豊彦名誉地区長、石原 進地区長、担当:博多・福岡支部連合会)。
  講演に先立ち、林田邦彦副地区長が主催者挨拶を、海老井悦子福岡県副知事が祝辞を述べられました。


林田副地区長 海老井副知事


  続いての講演で家元は、「ルールとマナーは右手と左手のように姿かたちは似ていますが、その役割は全く違います。茶の湯では罰則を伴うルールはなく、自分を律する謙虚な気持ちや、相手を思いやる気持ちからでるマナーが大切にされます」と語られ、さらに「いつどこでどんな姿をしていても、無意識のうちに茶が備わっていることこそ、大切なことだと思います」と結ばれました。
  講演後には、「茶道裏千家2013年の記録」のビデオが放映され、倉斗宗覚今日庵業躰により点茶盤の薄茶点前の解説が行われました。




  午後7時からは、同ホテルで懇親会が行われました。後藤名誉地区長の挨拶に続き、家元の挨拶、また、筥崎宮の田村靖邦宮司による乾杯の発声で開宴。参加者は家元を囲み和やかに時を過ごしました。


後藤名誉地区長 田村宮司による乾杯


  翌日の11日には、筥崎宮献茶式が執り行われました。