千 玄室大宗匠 関東第三地区講演会




  11月17日(日)、神奈川県横浜市の聖光学院中学校・高等学校講堂において、関東第三地区主催による千 玄室大宗匠講演会が開催されました。
  聖光学院はカトリックの精神にもとづく男子校で、神奈川県下でも有数の進学校として中高一貫教育を展開。平成23年より3年計画で校舎の全面建て替えをされており、会場として竣工間もない講堂が選ばれました。
  開会に先立ち呈茶席が食堂に設けられ、地区学校茶道連絡協議会と県下の大学を代表して鎌倉女子大学、東洋英和女学院大学、関東学院大学、横浜国立大学の学生及びキッズ川崎に所属する児童・園児が参加者をもてなしました。




  開会式では、上野孝地区長が「当地区で大宗匠をお迎え出来た喜びを皆様で分かち合いましょう」と挨拶。続いて、岡田伸浩副地区長が開催地である横浜支部代表として挨拶をされました。


上野地区長 岡田副地区長


  大宗匠は講演の中で利休居士の目指した茶の世界を居士の逸話を端緒に解説。日本と朝鮮半島との歴史的な関わり、喫茶の発生や露地の意味、茶の湯とキリスト教の関係など、精神文化としての、また生活文化としての茶の湯の奥深さについて平易に説かれました。




  小市宗恵地区委員長が謝辞を述べ、地区内各支部代表者とキッズ川崎の子供たちから大宗匠に卒寿を祝う花束が贈られました。大宗匠は鳴りやむことのない拍手の中、会場を後にされました。


小市地区委員長