大宗匠、講演会・シンポジウム「八重と裏千家」にて講演


  11月4日(月)、同志社大学京田辺キャンパスにおいて、学校法人同志社主催の講演会・シンポジウム「八重と裏千家」が開催され、千 玄室大宗匠が「新島八重刀自と茶道」と題して講演されました。




  大宗匠は講演の中で、同志社に進学した経緯や新島八重刀自と裏千家の関係について紹介され、「一碗を手にされたときには、丸いお茶碗を地球、その中の緑のお茶は今失われつつある自然だと思い、今自分が生きていることへの感謝の気持ちを持ってお茶を味わってみてください。そうすることで、当時の八重刀自のお茶に対する思いを少しでも感じることができるのではないでしょうか」と話され、会場に集まった聴衆は大宗匠の言葉に熱心に聴き入りました。
  講演に先立ち、同志社大学茶道部による呈茶席が設けられ、大宗匠は学校法人同志社の大谷 實総長、京田辺市長の石井明三氏、(学)同志社の水谷 誠理事長とともに、一碗を楽しまれました。