高岡支部主催 記念講演会・懇親会


  5月19日(日)、ホテルニューオータニ高岡において、瑞龍寺での前田利長公400年大遠忌献茶式に伴う、千 玄室大宗匠の記念講演会と懇親会が高岡支部(橘 慶一郎支部長)の主催で開催されました。
  午後4時からの記念講演会の冒頭、荒井公夫北陸地区地区長が挨拶。続いて大宗匠が講演され、裏千家と前田家とのつながりを紹介されました。また、「語学だけを学び日本については知らない若者が多く見受けられますが、真の国際人とは、自国を知りその国の文化を身につけている人のことです。日本の若い人たちには、芸術性、宗教性などを兼ね備えた総合文化である茶道に、少しでも触れていただきたいと思います。人と人とをつなぎ、人に和らぎを与える茶の道が、世界平和に貢献できれば有難いことです」と締めくくられました。




  また、講演に先立ち、瑞龍寺では法要奉賛茶会が開催され、高岡支部担当の濃茶席、高岡青年部・学校茶道連絡協議会担当の薄茶席が設けられました。


濃茶席 薄茶席


  夕刻には、同ホテルにて懇親会が開催されました。可西舞踊研究所による演舞が披露された後、主催者を代表して橘支部長が挨拶。続いて前田家第18代当主の前田利祐氏、高岡市長の高橋正樹氏が祝辞を述べられました。大宗匠の挨拶に続き、元衆議院議長の綿貫民輔氏(高岡支部顧問・瑞龍寺保存会会長)の発声で乾杯。終始和やかに進行した懇親会は、多田慎一副支部長の一本締めでお開きとなりました。




  翌20日(月)には前田利長公400年大遠忌献茶式が執り行われました。