千 玄室大宗匠、毎日21世紀フォーラム第116回例会にて講演




  10月1日(月)、シェラトン都ホテル大阪において毎日21世紀フォーラム第116回例会が開催され、千 玄室大宗匠が「茶の心 平和への道」と題して講演されました。今日庵老分の大林剛郎氏はじめ約200名の参加者は大宗匠の言葉に熱心に耳を傾けました。




  大宗匠は千利休居士が説かれた茶道の精神に触れられ、「お茶をいただく時に正面を避けるのは、“貴方のために”と点てていただいたことへの感謝の気持ちとともに、自らも一歩下がるという謙虚な気持ちによるものです」と話されました。また、「世界各地で今も争いが絶えませんが、一碗のお茶を互いにすすめあう心を持てば、きっと多民族間にも融和が生まれてくることでしょう。どうか茶道という“和の絆”をここ大阪から皆様の手で発信していっていただくことを願っております」と結ばれると、会場に集まった参加者からは大きな拍手が贈られました。