千 宗室家元、北陸地区茶道文化講演会で和倉へ




  7月2日、千 宗室家元、千 万紀子さんは北陸地区(荒井公夫地区長)が主催する文化講演会のため、能登半島の和倉温泉を訪問されました。
  この行事は、本年度より地区大会が隔年開催となっており、大会の無い年の行事として計画されたもので、石川支部(小田禎彦支部長)が主管を務めました。
  会場となった七尾市和倉温泉観光会館大ホールには、淡交会会員600名に地元の市民や学生・生徒など200名も加わり、盛況でした。

  呈茶席は、石川支部、石川支部青年部連絡会と学校茶道(石川工業高等専門学校、七尾高等学校、栗ノ保小学校、外日角小学校)が合同で担当、涼味あふれる趣向で来席者をもてなしました。




  開会にあたり、荒井地区長が挨拶、続いて家元が「知足安分の生き方」と題して講演に臨まれました。
  家元は講演の中で、欲望がとどまるところを知らない現代人の生き方に警鐘を鳴らされるとともに、「日本人が持っている奥ゆかしさを取り戻し、ベストを追い求めるよりグッドを自分にとってのベストにする工夫が大切であり、足るを知り分を安んじる生き方を楽しんでください」と説かれました。


荒井公夫地区長挨拶




  その後、会場を加賀屋別館「あえの風」に移し、懇親会が催されました。
  開宴に引き続き、石川県の無形文化財で能登の伝統芸能である勇壮な御陣乗太鼓が披露されました。




  主管支部を代表して小田禎彦支部長が歓迎の挨拶。その後、奥井敦士 七尾市総務部長の祝辞と続き、千 万紀子さんの乾杯の発声で和やかに宴席がスタートしました。


小田禎彦支部長挨拶 千 万紀子さんによる乾杯の発声


  家元は参加者と交流されるとともに、テーブル毎の記念撮影にも応じられ、能登の味覚を囲みながら、地区内会員同士の懇親も一層深まりました。
  石川支部・大樋長左衛門副支部長の閉会挨拶でお開きとなりました。


大樋長左衛門副支部長閉会挨拶


  同地区の地区大会は、明年度福井支部が主管いたします。