千 宗室家元「特別講演会」




  4月29日(金)、千 宗室家元を迎え、山口支部主催による「特別講演会」がアスピラート(防府市地域交流センター)において開催されました。
  山口県は、江戸時代以降、毛利氏の拠点でもあり、幕末には優秀な志士を多く輩出し、明治維新の原動力ともなりました。その気風は今なお変わることなく、多くの政治家を生み出しています。
  午後3時、家元はアスピラートに設けられた市民呈茶席(山口支部山口青年部、山口県立大学、山口大学、防府高等学校、松崎幼稚園が担当)にお入りになり、一碗を楽しまれました。


青年部・学校茶道による市民呈茶席


  その後、午後4時からの講演会で家元は、「折合いをつける」ことの大切さについて語られました。そして「世の中に良いものはたくさんあります。それらを自分にとって最良のものへ進化させようと楽しみながら工夫することこそが人生の妙味なのです」と説いて講演を結ばれました。




  午後6時からは山口支部主催による懇親会が松月において催され、防府天満宮宮司 鈴木宏明氏、衆議院議員 高村正彦氏(山口支部支部長)、防府市長 松浦正人氏(山口支部副支部長)、萩市長 野村興兒氏(西中国地区長・萩支部支部長)はじめ西中国地区、山口支部の役員、会員が家元を囲んで懇親を深めました。また、防府に伝わる伝統的な神事「(わら)(こう)」が、東日本大震災復興の願いも込めて行われました。


防府に伝わる神事「笑い講」


  なお、翌日の30日(土)には、千 宗室家元の奉仕による防府天満宮献茶式が執り行われました。