千 玄室大宗匠、「瀬戸内歴史海道構想シンポジウム」にて講演




  3月5日、呉市の大和ミュージアムで開催された瀬戸内歴史海道構想シンポジウムにおいて、千 玄室大宗匠が「もてなしの心 瀬戸内から世界へ」と題して基調講演をされました。
  大宗匠は、茶道の歴史や自身の戦争体験に触れられ、「飛行訓練の際、上空から度々瀬戸内海を見て、その美しい風景をきちんと残したいと思いました」と述べられました。また、「観光立国として、観光客が何を求めているかを知り、優しさと思いやりをもって接することが大切です。瀬戸内に住む皆さんからこの土地の素晴らしさを広く伝えていっていただきたいと思います」と締められ、来場者は大宗匠の言葉に熱心に聴き入りました。
  また、講演に先立ち、淡交会呉支部担当の呈茶席が設けられ、来場者に一碗が呈されました。