千 玄室大宗匠 平和メッセージ
―東アジア歴史シンポジウム『日本国家形成と渡来人』―




  5月22日、千 玄室大宗匠は、奈良のかしはら万葉ホールで開催された東アジア歴史シンポジウム『日本国家形成と渡来人』に出席され、平和メッセージを述べられました。
  本シンポジウムは平城(京)遷都1300年を記念して行われ、上田正昭氏(京都大学名誉教授)、韓国の金容雲氏(漢陽大学名誉教授)はじめ、多数の来賓を含む約600名の聴講者が来場しました。




  大宗匠は、「1300年の歴史を考えると、中国、朝鮮そして日本の関係は、血のかよった繋がりであると感じています。国際的にも諸問題が山積し、大きな岐路を迎えている現代社会において、アジアは一体となって、平和と素晴らしい文化を発信していかなくてはなりません。そうすることで、世界人類の平和が実現するのではないでしょうか。次世代のために、私たちは心を開き合い、結びつきをより深めていきましょう」と力強く語りかけられました。
  シンポジウムでは上田正昭氏の基調講演のほか、高麗茶道の実演などが行われ、来場者が東アジア文化を身近に体験する有意義な機会となりました。


申雅孔氏(高麗伝統茶苑院長)による高麗茶道 申氏より大宗匠に花束の贈呈