北海道茶道文化講演会
−千 玄室大宗匠講演−


  4月22日、札幌グランドホテルにおいて、北海道茶道文化講演会(主催:淡交会札幌支部連合会、後援:北海道地区)が開催され、千玄室大宗匠が基調講演をされたほか、学生等による「茶の湯シンポジウム」が行われました。




  午前9時半、開会。会場のグランドホールには、支部会員はじめ、学生・生徒約950人が聴講しました。
  第一部は大宗匠の基調講演。大宗匠は、ご自身が提唱されている「一碗からピースフルネスを」の理念を分かりやすく語りかけられ、平和の尊さとともにお茶の持つ普遍性を訴えられました。
  講演に続く第二部「茶の湯シンポジウム」では、8名の学生・生徒がそれぞれ自分の研究・体験を発表しました。


「茶道部に入って」
札幌羊ヶ丘中学校
「茶道部の活動を通して」
東海大学付属中学校
「茶道とはどのようなこと」
札幌平岸高校
「茶道で体験したことについて」
北海道札幌南高校


「日本の文化にふれて」
札幌大学
「学生ゼミに参加して」
文教大学
「どこまでも続くお茶の道」
北海道大学大学院
「私が茶道を続けてきた理由」
北海道大学


学生・生徒の発表後、講評・激励される大宗匠


  第三部「基準点前解説」では、志村宗光業躰を講師に、札幌支部内青年部会員が「平花月」を行いました。


青年部による基準点前「平花月」


  参加者らは2時間半にわたる講演会を最後まで熱心に聞き入っていました。



発表を控えた学生たちと大宗匠