川崎大師平間寺献茶式
─ 千 宗室家元奉仕 ─




  4月9日、神奈川県川崎市の「川崎大師」の呼び名で知られる金剛山金乗院平間(へいけん)寺において恒例の献茶式が、千 宗室家元の奉仕により執り行われました。

  平間寺は真言宗智山派大本山の寺院で、総本山は京都東山の智積院、成田山(新勝寺)、高尾山(薬王院)とともに智山派三山として知られています。12世紀初頭、生国尾張を追われ、諸国を流浪した平間兼乗が、海中より弘法大師空海の木像を引き揚げて草庵をむすび、高野山の尊賢上人と一寺を建立したことに始まります。寺院は、兼乗の姓・平間をもって平間寺と号されました。




  当日、午前10時開式。読経と大太鼓が響き、護摩焚きの炎が本堂を明らめる中、千 宗室家元は、濃茶・薄茶の二碗を献点、本尊の弘法大師尊像へ捧げられました。
  献茶に際して、裏千家淡交会川崎支部(斎藤文夫支部長)他による茶席が5席設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(川崎支部担当) 濃茶席(川崎青年会議所担当)


薄茶席(川崎支部橘樹青年部担当) 拝服席(平間寺茶道教室担当)


呈茶席(川崎支部学校茶道連絡協議会担当)