ブータン王国 ソナム王女来庵


  平成29年10月22日(日)、ブータン王国のソナム・デチェン・ワンチュク王女殿下一行が来庵されました。
  ブータン王国と京都大学の交流60周年記念事業の一環として、京大がソナム王女殿下を日本へ招待。学術交流の窓口となっている京大高等研究院からの要請で、今回の来庵が実現しました。


  千 玄室大宗匠が一行を兜門前へ出迎え、露地から平成茶室へ案内されると、「聴風の間」にて千 敬史様の点前で一碗が呈されました。大宗匠による流暢な英語を織り交ぜながらの説明に、王女殿下はじめ一行は興味深く耳を傾け、日本の綜合文化としての茶道を堪能されていました。



  その後、王女殿下が点じた一碗を敬史様が喫するなど、始終和やかな雰囲気の訪問となり、最後には王女殿下から「点て方を覚えておきますので、ぜひブータン王国にもいつかお越しください」と笑顔で挨拶がありました。

  なお、平成23年2月にはブータン王国のアシ・ケサン・チョゼン・ワンチュク王女殿下一行が来庵、また同年11月には国賓として来日されたジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王陛下夫妻へ京都迎賓館にて千 容子家元夫人、万紀子様、伊住公一朗様が呈茶をされています。