ポルトガル首相に呈茶



  平成27年3月26日から28日まで公式実務訪問賓客として訪日中のポルトガル共和国ペドロ・パッソス・コエーリョ首相が3月26日(木)京都を訪問。千 宗室家元、千 万紀子様が京都迎賓館において心尽くしの一碗を呈されました。
  首相一行は正午に京都迎賓館「夕映の間」に入室。家元と万紀子様は、平成22年に日本・ポルトガル修好150周年を記念した茶道行事開催のため同国を訪問した際、現地で求めた焼き物を水指に用いたり、同国と縁が深い菓子である金平糖を供したりと、両国の長きに亘る交流を感じさせる趣向でもてなされました。
  家元が点てられた一服を味わった首相は道具に強い関心を示され、炭道具の説明を受ける際には炭を手に持ちながら質問をする姿も見られるなど、家元の解説に熱心に耳を傾けられました。