コスタリカ共和国大統領に呈茶




  日本政府の公式実務訪問賓客として訪日中のコスタリカ共和国ラウラ・チンチージャ・ミランダ大統領閣下が、12月9日(金)に入洛され、京都迎賓館において、京都府・京都市・京都商工会議所主催で催された歓迎行事「京都文化の紹介」で、千 容子家元夫人、千 万紀子さん、伊住禮次朗氏がもてなされました。

  初の訪日となったチンチージャ大統領は、「京都を訪れずして日本を去れない」と話されており、初めて触れる京都文化に関心を持たれている様子で、点前や道具、抹茶について熱心に質問されました。
  大統領は、万紀子さんが点て、容子夫人により取り次がれた一碗をいただかれ、「大変美味しいです」と微笑まれました。

  その後、万紀子さんの説明により大統領自らがお茶を点てられ、そのお茶をカスティージョ外務大臣にすすめられる場面もあり、終始和やかな雰囲気でした。

大統領が点てられた一碗を外務大臣へ



  大統領は、12月6日〜10日の訪日の間、天皇、皇后両陛下との午餐、野田佳彦首相との会談、日本企業の視察等、過密スケジュールでの京都入りでしたが、呈茶の席ではリラックスされた様子で笑顔を絶やさず、穏やかなひとときを過ごされました。