ナスル第66回国連総会議長夫妻来庵
〜千 玄室大宗匠がおもてなし〜




  11月13日(日)、第66回国連総会議長であるナーセル・アブドゥルアジーズ・アル・ナスル氏夫妻が外務省招聘により就任後初めて来日され、裏千家今日庵を訪問。日本・国連親善大使を務められる千 玄室大宗匠がもてなされました。



  正午、ナスル議長夫妻一行は兜門前で大宗匠の出迎えを受けられ、露地を通って今日庵内へ。「和敬清寂」の御軸が掛けられた咄々斎において大宗匠自ら点前をされ、一碗を呈されました。
  ご夫妻は初めてのお茶の味を楽しまれるとともに、大宗匠と国際交流について歓談。国連本部のあるニューヨーク、そして議長の出身国であるカタールに大宗匠を招待されるなど心のこもった温かいおもてなしを受けたことに心からの謝意を表わされました。



  また、ナスル議長は茶道文化に高い関心を示され、茶道の精神性や今日庵ゆかりの井戸・梅の井の由来はじめ様々な内容に熱心に聞き入られました。実際に茶筅をとってお茶を点てられるなど終始和やかな雰囲気の中、ご夫妻一行は日本の伝統文化・茶道を大いに堪能されました。