千 宗室家元、セルビア大統領に呈茶




  公式実務賓客として日本公式訪問中のセルビア共和国ボリス・タディッチ大統領が最終日の3月10日、京都を訪問。京都迎賓館において千 宗室家元、千 万紀子さん、伊住公一朗氏がもてなされました。
  午後0時半、タディッチ大統領は田邊隆一関西担当大使、角崎利夫駐セルビア日本国大使らとともに「夕映えの間」に入られました。
  家元が点てられた一碗を千 万紀子さんがタディッチ大統領に取り次がれ、大統領はじめ一行は興味深く喫しました。また、大統領は家元の説明にじっくりと耳を傾けられ、「なぜ茶碗を回すのですか」などと熱心に質問されました。その後、大統領がお茶を点てられ、「国連安保理でのスピーチより難しい」と話されるなど、終始和やかな雰囲気で、大統領は日本の伝統文化や茶道に大きな関心を寄せられました。