中国人民対外友好協会代表団一行が裏千家訪問




  晩秋の山々が秋色に染まりゆく11月23日、中国人民対外友好協会代表団が今日庵を訪問されました。
  代表団は、日中友好条約締結30周年を記念し、日本中国文化交流協会が招待して来日。午後3時、裏千家に到着された陳昊蘇中国人民対外友好協会会長、秦昭会長夫人ら9名は、千 玄室大宗匠染筆の「長安一片月」の軸が掛けられた茶室「抛筅斎」へ。茶室では関根秀治裏千家事務総長・裏千家淡交会副理事長が、「千 玄室大宗匠が、10月の日中友好条約締結30周年行事にお招きを受けました。これからも日中友好にますます努力しなければなりません」と挨拶。陳団長からは、「茶道の精神は素晴らしく、中日友好には必要なものと存じています。ますますの発展を願っています」と返礼の挨拶がありました。
  後藤宗国業躰の点前による一碗を服された陳団長は「美味しいですね」と言われ、味わい深く喫されました。






  裏千家の訪問を終えた後、一行は、翌日には帰国されるため大阪へ向かいました。
  一行には時間的に限られた短い滞在でありましたが、晩秋の京都を堪能される良い機会となりました。