韓国青年訪日研修団一行、東京道場にて茶の湯研修




  2月21日、政府交流事業の一つ「韓国青年訪日研修団」の参加教師、学生ら30名が、裏千家東京道場を訪問、茶の湯の体験研修を受けました。

  同事業は政府において策定された「日韓学術文化青少年交流事業」の委託を受けた財団法人日韓文化交流基金が、世界的視野に立った新しい日韓の友好親善協力関係の構築を目指して実施している事業の一つ。一行は在韓国日本国大使館等の派遣により2月19日より27日までの期間、日本を訪問し東京、関西にて様々な研修を受けるもので、茶道は「日本文化理解」のための重要なプログラムに位置づけられています。

  好天に恵まれた同日午前10時、裏千家東京道場の兜門をくぐり「翔鳳の間」に席入りした一行は、茶のいただき方の手ほどきを受けた後、業躰部と茶英会による薄茶の模範点前のデモンストレーションや点前を見学しつつ、全員が一服。続いてお茶の点て方と客の作法を体験する時間が設けられ、参加者たちは茶筅を振って自ら点てたお茶を他のメンバーに呈し和やかな交歓のひとときを過ごしました。 館内見学では畳の敷き方・庭の造りなど、多岐にわたる質問も数多くあり、終始変わらない真剣な体験研修でした。


初めて和菓子を体験する参加者 茶英会指導のもと、点茶体験


参加者同士でお茶を点て合いました 道場内見学風景