千 玄室大宗匠、立命館大学にて講義
―夏集中科目「茶道文化演習(L)」開講―

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令和3年9月6日(月)から10日(金)まで、立命館大学の夏集中科目「茶道文化演習(L)」が開講。8日(水)には同大学客員教授を務める千 玄室大宗匠が衣笠キャンパス(京都市北区)において、万全の感染防止対策のもと特別講義をされました。
 当日は、受講生、同大学茶道研究会と茶道サークルの学生が参加。一部の受講生にはオンラインで配信されました。

大宗匠は、昨今、日本人が感謝の心を忘れていることに触れながら「お茶を点てる際、お点前の手順より大事なことは、相手に美味しいお茶を飲んでもらいたいという気持ちです。“お先にどうぞ”“ありがとう”の、たった一言が人と人の心を結びつけます。若い皆さんには他者への思いやりの心を持ってこれからの日本を担って欲しいと思います」と語りかけました。

講義期間中には茶道会館、裏千家学園を会場として、町田宗隆今日庵業躰による実技講習、筒井紘一茶道資料館顧問と橘倫子同学芸課長による講義も行われました。