茶の湯教養講座
(青山グリーンアカデミー)

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茶の湯への理解を深めるための教養講座をオンラインで開催しています。

パソコン・タブレット端末・スマートフォンのいずれかと、メールアドレスをお持ちであれば、どなたでも受講いただけます。

初めての方にも丁寧に対応させていただきますので、この機会にぜひ受講をご検討ください。

見逃し配信も行っています。日本各地、海外からも参加いただけます。

講座紹介 2025年10月開講の講座はこちら

《消息を読む》講座
「崩し字によって書かれる手紙を読む」

この講座では安土桃山・江戸初期の手紙をとりあげ、崩し字を解読する事により、書の崩し方を学びます。

お茶席の床に飾られる武将や僧侶、公卿など様々な手紙を多角的にとりあげます。

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《茶の湯文化学》講座
「茶道具の歴史」

茶の湯に使われる道具の成り立ちや変遷をたどり、理解を深める講座です。

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《茶の湯茶書》講座
「稲垣休叟『松風雑話』を読む」

テキストを入口に、さらに茶の湯の世界がひろがります。

茶の湯の研究の第一人者による楽しい講義が魅力の講座です。

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《茶の湯概論》講座
「茶の湯初心者を教える先生のための講座」

稽古を始めて間もない人を指導している教授者を主たる対象に、茶の湯に関わる様々な分野の基礎的な知識を確認し、日頃の指導の一助とする事を目指す講座です。

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《茶の湯の美》講座
「国際社会における茶の湯の発信と展開」

日本の茶の湯を海外の方にどのように伝えていくかを考える講座です。
※講義は全て日本語で行います。

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《茶の禅語》講座

茶の湯と深い関わりを持つ禅語への理解を深め、茶の湯の世界をより楽しみましょう。

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《消息を読む》講座

「崩し字によって書かれる手紙を読む」

先人達の生き生きとした横顔が伝わる丁寧な解説が好評の講座です。

初めての方もぜひご一緒に学びましょう。

この講座では安土桃山・江戸初期の手紙をとりあげ、崩し字を解読することにより、書の崩し方を学びます。本阿弥光悦、近衛信尹、松花堂昭乗、沢庵宗彭、小堀遠州をはじめ、お茶席の床に飾られる武将や僧侶、公卿など様々な手紙を多角的にとりあげます。オンライン開催でも、画面を通して現物の細部までご覧いただけるよう工夫しております。そして、それを書いた人やその歴史的背景を知ることで、いっそう美術品としての鑑賞も深まります。

書の世界を楽しみながら、読解力を養いましょう。

第1回
10月21日(火)
第2回
11月18日(火)
第3回
12月09日(火)
第4回
02月10日(火)
第5回
03月10日(火)

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯文化学講座》

「茶道具の歴史」

第1回
10月14日(火)

棚の歴史

今日庵業躰庄司 宗健

裏千家の棚についての講座となります。非常に歴史も幅も広い分野となりますのでこの1回で全て網羅する、と言う事は勿論なりませんが興味を持つ為の入り口への一助となれば、と思っております。

どうぞお気軽にご参加ください。

第2回
11月25日(火)

釜の歴史と名品

裏千家学園講師
芦屋釜の里館長(学芸員)新郷 英弘

今からおよそ650年前、芦屋釜、天明釜に始まる茶の湯釜の歴史。本講座では、時代と共に変遷する釜の好み、そして京、加賀、博多等の各産地の釜の名品をみながら、その特徴や見どころを探ります。

第3回
12月16日(火)

漆芸と異文化

東京国立博物館研究員福島 修

日本文化には、異文化の受容とその発展という型が多く見られます。唐の螺鈿、宋~元の彫漆、そして西洋人がもたらした文物などは、特に衝撃的なものだったでしょう。今回は、そうした漆芸に見る異文化交流について注目したいと思います。

第4回
02月17日(火)

掛け軸の歴史

京都国立博物館主任研究員森 道彦

古来、茶席に欠かせない掛物(掛軸)ですが、その形式は国や時代、また表装される書画の主題に応じて様々です。中国における掛軸の成り立ちから、表装、箱、取り扱い作法をはじめ、掛軸にまつわる歴史と文化をご紹介します。

第5回
03月17日(火)

竹道具の歴史

竹芸家・籠師池田 泰輔

竹は日本人にとって馴染み深い素材であり、茶の湯の御道具としても広く用いられてきました。

竹の素材としての特長に触れ、また竹花入・籠花入や茶杓等の名品をご紹介しながら竹の御道具の歴史を辿って参ります。

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯茶書》講座

「稲垣休叟『松風雑話』を読む」

江戸時代に入ると、茶道逸話の書が次々に出版されていく。その最初は久須見疎安の『茶話指月集』だったわけだが、八十数話が収められているだけであった。次いで、近松茂矩によって『茶湯古事談』が編集されて三百五話に膨らみ、『茶窓閒話』と題されて出版された。

一方、今回取り上げる『松風雑話』の筆者稲垣休叟は、『茶道筌蹄』の著者としても知られている。『茶道筌蹄』は江戸時代を通じた一番のベストセラーの茶書であり、千家を学ぶ茶人の必読の書であった。休叟は膨大な茶書を読んで『茶道筌蹄』を著述したのだが、その中から、利休や宗旦をはじめとする多くの茶人の数寄雑談を編集したのが『松風雑話』である。

大変興味深い逸話が沢山収録された本書を、受講の皆様と共に楽しく読んでいきたいと思っている。

第1回
10月29日(水)
第2回
11月26日(水)
第3回
12月17日(水)
第4回
02月25日(水)
第5回
03月18日(水)

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯概論》講座

「茶の湯初心者を教える先生のための講座」

第1回
10月23日(木)

利休百首に学ぶ

今日庵業躰白波瀨 宗幸

茶の道を説く利休百首を手がかりに、その精神と稽古の姿勢、さらに日常生活への応用や実践の在り方について、私なりの思いをお伝えします。

第2回
5月15日(木)

手の時間・心のかたち

御粽司 川端道喜代表・画家
(故16代川端道喜夫人)川端 知嘉子

川端道喜の起請文には、欲張らず品を吟味し乱造せざること、声なくして人を呼ぶ(宣伝で人を呼んではいけない)と現代の世相と真逆のことが書かれています。日々の手仕事や五百年の店の歴史を通して、道喜の在り方をお話ししたいと思います。

第3回
12月11日(木)

平安時代の年中行事

有職故実研究家八條 忠基

毎年、同じ行事を繰り返す年中行事。それはマンネリとも思われがちですが、「毎年同じ事を同じように繰り返すことができる」幸せを、コロナ禍が教えてくれたと思います。現代よりも厳しい世界であった平安時代ならば、なおさらです。今に伝わる年中行事を振り返り、日本人の感性を探ってみましょう。

第4回
02月12日(木)

香合の鑑賞

元五島美術館学芸課長砂澤 祐子

香合は、茶の湯の席において、香木や練香の香料を入れる蓋付の器です。季節や趣向によって、陶磁器・漆器・金属器・貝など、さまざまな素材・技法で作られた香合を使い分けています。陶磁器の香合を中心にわかりやすくご紹介いたします。

第5回
03月12日(木)

古筆の魅力

筆の里工房館長
元五島美術館副館長名児那 明

仮名の筆跡である古筆について、仮名の成立からその歴史的発展の様子、また仮名の美しさの分析など古筆鑑賞の参考になると思われる内容を講義をしたいと思います。わが国独自の美意識の結晶であることにも触れたいと思います。

《茶の湯の美》講座

「国際社会における茶の湯の発信と展開」

第1回
10月30日(木)

茶の湯を世界に拡げるとはどういうことか

東洋英和女学院大学名誉教授岡本 浩一

海外で抹茶が大ブームだが、たんに「飲む」行為の延長上に茶の湯普及はない。故鵬雲斎大宗匠の言葉に、「宗教を超えて宗教性を磨くのが茶の湯です。」がある。「宗教性を磨く」という言葉は「人間性を磨く」と言い換えてもよい。

「茶道の国際化」は、茶道による人格鍛錬、哲学探索、美観成熟の国際化でなくてはならない。

第2回
11月27日(木)

世界での茶の湯の広がり

裏千家学園外国人研修コース講師ブルース・濱名宗整

「裏千家・故鵬雲斎大宗匠が世界を行脚し広めた茶の湯が、海外でどのように受け入れられてきたか、その歩みをたどります。日本とは元々の習慣や風土も違う中で、各地で工夫されている点も紹介します。」

第3回
12月18日(木)

海外の方への茶の伝え方―多文化社会の中で―

裏千家学園講師マイケル・ハーディ宗月

茶の道や茶の精神は日本の洗練された宝物ですが、実は人間性に根ざした普遍的な価値を持つ文化です。どんな背景を持つ人にとっても心に響く力があります。本講座では、私自身の国内外での学びや経験を振り返りながら、言語・文化・宗教の壁を越えて茶の心を伝えるヒントを探ります。

第4回
2月19日(木)

海外における茶ノ湯空間

今日庵営繕課長中西 哲也

海外においても茶室は茶の湯を行う為の場所であって、それ以上でもそれ以下でも有りません。茶の湯を以て、もてなしをする為に作られる茶室のポイントと、文化や環境の違う海外に合わせた、茶室づくりの工夫とは何かをさぐります。

第5回
9月18日(木)

ヨーロッパから見る茶文化

大東文化大学教授滝口 明子

アジア発祥の茶が西洋で受容されていく過程を、絵画、工藝品や書物などをもとに紐解いていきます。東洋とは異なる形で、茶がどのように人々の暮らしと心を潤してきたか考えてみたいと思います。

《茶の湯の禅語》講座

茶席では、掛物や道具の銘など、様々な禅のことばとの出会いがあります。禅語は中国唐代から宋代における禅者の闊達自在な会話のなかに、現代に通ずる生き方の指針が込められたことばです。様々な禅語を紹介解説し、禅の思想、禅の生き方を楽しく学んでいただきたいと思っています。お寺の季節の花々なども紹介しながら美しい禅の表現も味わいながら、混迷する現代に心のつかえ、ストレスを少しでも解放できるようわかりやすく禅の教えをユーモア交えて楽しく学びましょう。

第1回
11月14日(金)
第2回
12月12日(金)
第3回
02月13日(金)

※いずれも、10:30~12:30

継続講座講師紹介

当講座では、茶道をはじめ広く日本文化に造詣が深い講師が指導にあたっています。

《消息を読む》講座

増田 孝

愛知東邦大学客員教授 博士(文学)・書跡史家

プロフィールはこちら

《茶の湯茶書》講座

筒井 紘一

茶道資料館顧問

プロフィールはこちら

《茶席の禅語》講座

永井 宗直

満願寺住職・臨済宗建長寺派布教師会会長

プロフィールはこちら

増田 孝

1948年生まれ。東京教育大学卒業。博士(文学)。
愛知文教大学教授、学長を経て、現在、愛知東邦大学 客員教授。永青文庫評議員。
「開運!なんでも鑑定団」 鑑定士。

  • 『光悦の手紙』(1980年河出書房)
  • 『茶人の書』(1985年文献出版)
  • 『書の真贋を推理する』(2004年東京堂出版)
  • 『古文書・手紙の読み方』(2007年東京堂出版)
  • 『書は語る 書と語る-武将・文人たちの手紙を読む-』(2010年風媒社)
  • 『本阿弥光悦-人と芸術』(2010年東京堂出版)など

筒井 紘一

1940年福岡県生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科 卒業。同大学院文学研究科修士課程日本文学専攻修 了。文学博士。現在、茶道資料館顧問、京都府立大学 客員教授。

著書に『茶書の系譜』(文一総合出版)、『茶人の逸話』 『懐石の研究』『茶書の研究』『茶人 交友抄』『南方録 (覚書・滅後)』『利休の逸話』『茶道具は語る』『記憶に 残る茶事を催すコツ』『現代語でさらりと読む茶の古典 茶窓閒話』『知って得する茶道のいろは』(共に淡交社) など多数。

永井 宗直

禅僧。神奈川県横須賀市。臨済宗建長寺派岩戸山満願寺住職。1963年横須賀市生まれ。京都・嵐山天龍寺専門道場にて修行後、2003年臨済宗建長寺派教学部長に就任。現在は建長寺派布教師会会長、臨済宗連合各派布教団布教師。茶道裏千家淡交会横須賀支部長。朝日カルチャーセンター講師。禅の法話や執筆活動、坐禅指導などを広く行っている。

  • 『禅、ていねいな生き方』(知的生きかた文庫)
  • 『無心のすすめ』(集英社)
  • 『禅の坊さんもぼやく。そして学ぶ。』(角川書店)

など。

  • 『ふっと心が癒される禅のことば』(西東社)

監修多数

受講の流れ

従来、受講者ご自身で「事前登録」を行っていましたが、今期より毎月事務局で一括して登録を行う事になったため、視聴方法の流れが変わりました。

①お申込み

専用フォームよりお申込みください。


kouza@urasenke.or.jpから5日以内に
【受付完了】メールが届きます。

メールの内容を確認し、受講料をお振込み
ください。

②ライブ配信(生配信)の視聴方法

毎月、開講日の約1週間前にZoomから
【事前登録完了】メールが届きます。


【事前登録完了】または講座前日の【リマインダー】メールのリンクからZoomウェビナーに接続してご視聴ください。

難しいところは事務局が
サポートします。

難しいところは事務局が
サポートします。

③オンデマンド配信(録画配信)の視聴方法

毎回、受講者全員にオンデマンド配信の視聴のご案内メールが届きます。

1週間以内であれば、何度でも視聴できます。

こんな時ぜひご活用ください。

☞講義の内容を復習したい

☞ライブ配信を見逃してしまった

お願い:配信内容の録画や受講を申し込まれた方の以外への公開は固く禁止いたします。

受講に必要なもの

①インターネット環境
②パソコン・スマートフォン・タブレット
③メールアドレス

受講料

《消息を読む》講座

16,500円

全5回

《茶の湯文化学》講座

16,500円

全5回

《茶の湯茶書》講座

14,300円

全5回

《茶の湯概論》講座

14,300円

全5回

《茶の湯の美》講座

14,300円

全5回

《茶の湯の禅語》講座

8,800円

全3回