岩手学校茶道連絡協議会45周年・青年部50周年記念大会




  平成30年10月8日(月)、岩手県盛岡市において岩手学校茶道連絡協議会45周年・青年部50周年記念大会が開催され、千 玄室大宗匠が出席されました(主催:岩手学校茶道連絡協議会 鈴木俊一会長、岩手青年部 成瀬洋志部長)。
  来賓として盛岡市長の谷藤裕明氏、岩手南支部支部長の宮澤啓祐氏はじめ地元の茶道協会や一般市民、茶道を学ぶ中学校から大学までの生徒・学生も多数招かれました。このほかに東北地区内からの参加者など同門社中約720名が集いました。
  岩手青年部は昭和44年、盛岡で開催された第13回東北地区大会で発足。また、岩手学校茶道連絡協議会は同48年に結成式を挙行しています。以来、学校茶道・青年部が連携して発展拡充を遂げ、地域に根差した活動を続けています。

◇記念式典
  午後3時より、盛岡グランドホテルにて開催。
  開会にあたり、鈴木支部長が主催者代表挨拶。続いて、谷藤市長からの祝辞がありました。


鈴木支部長挨拶 谷藤市長挨拶


  続く功労者表彰では永年にわたり学校教育の場での茶道指導と協議会の運営に尽力されてきた役員に鈴木支部長より感謝状が贈られました。


功労者表彰:阿部宗允氏、菊池宗英氏、藤原宗代氏、高野宗慶氏、
         佐藤宗京氏、萬 宗美氏、吉田宗武氏、武田宗恵氏


  続いて、本大会を記念して大宗匠より特別に岩手学校茶道連絡協議会と岩手青年部に金一封が贈られました。


金一封の贈呈


◇特別講演会
  記念式典に続いて大宗匠による特別講演会が行われました。
  大宗匠は、「私は海外の方にお茶の飲み方を説明する時、『茶碗を回すのは正面を避けるためです。正面を避けることは自らが半歩下がる、つまりは謙虚な気持ちのあらわれです』と説明を致します」と話され、「皆が謙虚な気持ち、譲り合う精神を大切にすることが平和な世の中に繋がるのです」と語りかけられました。



  終わりに、青年部会員で地元の専門学校に通う山本理沙さんと平栗宗貞岩手学校茶道連絡協議会委員長からお礼のことばが述べられ、続いて岩手青年部最年少で盛岡白百合学園中学校の生徒より大宗匠に花束が贈られました。



◇懇親会
  午後5時より懇親会を開催。川村 登副支部長の主催者挨拶、船生宗敏東北学校茶道連絡協議会委員長(いわき支部副幹事長)、行松宏展青年部全国委員会委員長の来賓挨拶に続いて、福井誠司岩手支部副支部長の発声で乾杯。参加者は大宗匠を囲んで、和やかに懇親を深めました。


川村副支部長挨拶 船生委員長祝辞


行松委員長祝辞 福井副支部長による乾杯の発声


  最後に、久慈竜也岩手支部副支部長による挨拶に続き一本締めで締めくくられました。


久慈副支部長 挨拶


◇呈茶
  式典に先立ち、会場内に岩手青年部の卒業生と現役青年部そして岩手学校茶道連絡協議会の学生・生徒が担当する薄茶席が設けられ、参加者は心尽くしの一碗を楽しみました。


薄茶席(岩手学校茶道・青年部担当)


  学校茶道の参加校は岩手県立大学、専門学校盛岡カレッジオブビジネス、岩手県立不来方高校、岩手県立盛岡第四高等学校、岩手県立盛岡農業高校、盛岡白百合学園中学校の学生・生徒の皆さん。