博多支部・福岡支部70周年記念大会

  11月19日(土)・20日(日)、福岡市において博多支部・福岡支部70周年記念大会が開催され、千 玄室大宗匠が出席されました(後藤豊彦博多・福岡支部連合会名誉会長、石原 進博多・福岡支部連合会会長、石村僐悟博多支部支部長、金澤晋二郎福岡支部支部長)。
  来賓として、福岡県副知事の海老井悦子氏、福岡市副市長の渡邊正光氏、元衆議院議員の山崎 拓氏(博多・福岡支部連合会顧問)、太田誠一氏(博多・福岡支部連合会顧問)、淡交会理事の島津修久氏(鹿児島支部支部長)はじめ九州地区内の各支部役員が出席しました。
  博多支部・福岡支部の発足は九州地区内でも古く、昭和15年に淡交会が設立されると、その翌16年に淡交会「福岡支部」として発会しました。昭和26年には「博多支部」と改称し、その後、九州における裏千家茶道の拠点として発展していきます。そして、昭和63年には博多支部と福岡支部の2支部に分割し、連絡調整機関として博多・福岡支部連合会が結成され現在に至っています。
  今回の周年行事は博多・福岡両支部のこれまでの歩みを再確認し、先人の想いを次代へ継承する機会として意義深いものとなりました。




●記念式典
  記念式典は20日午後3時30分より、ホテル日航福岡において挙行。
  開会にあたり主催者を代表して石原 会長(九州地区地区長)、石村博多支部長が挨拶。続いて大宗匠が挨拶され、来賓の海老井悦子副知事、渡邊正光副市長による祝辞の後、家元をはじめとする方々からの祝電が披露されました。
  続く「表彰会」では、支部の運営と裏千家茶道の充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われ、金澤福岡支部長より謝辞があり、記念式典は閉会となりました。


石原会長挨拶


海老井悦子副知事挨拶 渡邊正光副市長挨拶


鵬雲斎大宗匠特別表彰
(後藤豊彦氏、宇治川満氏、松本昇三氏へ)


博多・福岡支部連合会表彰


●特別講演会
  特別講演では大宗匠が登壇。大宗匠は「お茶の世界では、100歳になっても現役で後進を指導されている方が大勢いらっしゃいます。一つの道を志し、永年にわたり修道に励まれるそのお姿を大変有り難く存じております」と話されるとともに世界各地で厳修された献茶式に触れられ、「国際交流においては経済交流とともに文化交流がなくてはいけません。経済と文化は一体となって未来への道を切り開いていくものなのです」と結ばれました。






●懇親会
  午後5時30分からは、同ホテルにて懇親会が開催。後藤名誉会長(九州地区名誉地区長)の開会挨拶後、大宗匠がお祝いの言葉を述べられ、島津理事の挨拶に続き、田村靖邦筥崎宮宮司(博多・福岡支部連合会顧問)の発声で乾杯。
  博多祝舞や正副支部長方の祝いめでたが披露されるなど、賑やかな和気藹々とした懇親会となりました。
  終わりに、清原宗晧博多・福岡支部連合会事務局長による感謝の言葉で締めくくられました。


後藤名誉会長挨拶 祝いめでた


●記念茶会
  2日間にわたり記念茶会が開催され、ホテルクリオコート博多に濃茶席(清原宗晧氏担当)・薄茶席(福岡支部担当)・立礼席(博多支部担当)の計3席が設けられました。
  また、記念式典に先立ち博多・福岡両支部の青年部・学校茶道担当による呈茶席が設けられました。
  学校茶道の参加校は、九州大学、九州産業大学、西南大学、福岡女子大学、筑紫女学園大学、西日本短期大学、福岡女子短期大学の皆さん。


濃茶席 薄茶席


立礼席


呈茶席