親先生に温かく見守られての勉強会
災害復旧チャリティー茶会

[筑豊支部筑豊青年部]

  8月2日、飯塚市本町商店街の中茶屋コミュニティーホールにおいて、災害復旧チャリティー茶会を開催いたしました。
  7月19日、九州を襲った集中豪雨によって市の中心部が大きな打撃を受けました。例年大勢の市民で賑わう「夜市(本町商店街の夏祭り)」に納涼茶会を行う予定でしたが、その夜市の開催自体が危ぶまれる状況に陥ったことから、急遽、チャリティー茶会として開催することにしました。
  復旧の目処が立たない時期ではありましたが、地元商店街から『頑張る宣言』が発せられ、町の復興に向けて様々な催しが始められた頃で、私たち筑豊青年部も地域に貢献する青年団体としての責務を果たそうとの思いから、このチャリティー茶会に取り組みました。
  会場では、大書した「頑張れいいづか」のキャッチフレーズを掛物に見立て、その前に大きな花瓶一杯の姫向日葵を飾りました。壁には葦簾(よしず)を掛け、青竹の燭台に灯をともし、涼やかな夏の夕べの風情を感じていただければと考えました。また、初心に戻る意味から盆略点前で行ったことで、気楽な雰囲気で一碗を楽しんでいただけたのではと思います。
  午後5時から8時までの僅か3時間ではありましたが、350名ものお客様を40人の青年部会員でお迎えすることができました。会場に設けた飯塚復旧支援のための募金箱にも多くの方から寄付が寄せられ、茶券の収益とともに市に寄付させていただきました。
  自宅が浸水した会員もいましたが、青年部として地域社会に貢献することができ、たいへん有意義な茶会となりました。

淡交「いちょうプラザ」2003.11月号より    

地域に密着した活動で、青年部として有意義な茶会となりました