こども茶会

[三次支部せせらぎ青年部]

  3月9日、私たちせせらぎ青年部は、三次市、庄原市近郊の子どもたち53名を招いて、恒例の「こども茶会」を開催いたしました。
  このお茶会は、旧青年部(三次支部青年部)時代からの継続行事ですが、今回初めて学校茶道の先生方に案内を差し上げた結果、小学生から高校生まで例年になく多数の申し込みがありました。
  プログラムは、参加者の幅広い年齢やお茶の経験の程度に対応できるよう、また、お茶は堅苦しいとの印象を与えないようにと考慮の上作成しました。
  最初に、茶席を体験してもらいましたが、中学生にお点前を担当してもらうことで、お茶が身近なもので、子どもたちにも充分に楽しめることをPRしました。その後、参加者を5名ほどのグループに分けて実技指導に当たり、経験の浅い子や年少の参加者には「お茶のいただき方」「客としての所作」といった内容を、一方、経験者には、お点前に関する内容を中心に学んでもらいました。
  最後に青年部手作りの「むすび弁当」で昼食をとりました。毎年好評の手作り弁当ですが、今回もおにぎりや唐揚げが喜ばれました。今年は参加者の急増に対応して外注も検討したのですが、子どもたちの反応に、手作りにこだわって良かったと思っています。
  子どもたちに茶道を紹介・指導するという体験を共有して、先生方との絆をより一層深めることができたと確信しています。
  このお茶会を通じて、青年部の活動を広く知っていただくとともに、子どもたちとの交流を次世代の青年部会員の育成機会と捉え、今後もますます力をいれて取り組んでまいります。

淡交「いちょうプラザ」2003.8月号より    

子ども達も楽しみながら参加してくれました