早春茶会 |
[岡山支部青年部連絡会] |
3月1日・2日、日本三大名園の一つ、岡山後楽園において「春の後楽園祭」が開催されました。この催しは、岡山県の「後楽園魅力づくり実行委員会」が主催するもので、開園記念日であり、園が無料解放される2日、私たち岡山支部青年部連絡会は、親支部と共に「早春茶会」を実施させていただきました。 明治初期の純日本建築として、昭和24年に当園に移築された鶴鳴館では、親支部が薄茶席を担当、また青年部は芝生広場に春秋棚を据え、春の野遊びをテーマに席作りを進めました。茶席は参加券(当日券を含む)を持つ方を対象としますが、園内を訪れた方ならどなたでもお茶を楽しんでいただけるようにと、受付の横に体験コーナーを設けました。 当日は晴天に恵まれ、さわやかな空の下でお客様をお迎えすることができました。梅の香ただよう茶席で、この日お迎えしたお客様は約1100名。お一人おひとりに、早春の穏やかなひと時を過ごしていただけるよう心掛けました。趣向や道具組みを楽しみに来てくださる方もあり、半東の説明にも力が入ったようです。 また、体験コーナーも、「昔お茶をしていた」と立ち寄られる方、好奇心に目を輝かせる子どもたちなど希望者が後を絶たず、市民との交流の機会として、張り切って取り組む会員の表情が印象的でした。 今後もこの茶会を通じて、一人でも多くの会員に市民とのふれあい、地域社会にサーブする喜びを体験して欲しいと思いました。 |
淡交「いちょうプラザ」2003.7月号より |
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茶筅を手に点茶に挑戦 | 子ども達も楽しみながら参加 |