千 玄室大宗匠 中国・北京を訪問

  千 玄室大宗匠は平成30年4月16日(月)より18日(水)まで、中国日本友好協会の招請により北京を訪問され、日中平和友好条約締結40周年を記念して、中国日本友好協会主催の中日友好賞春茶会に臨まれました。

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  17日午後、茶会に先立ち、大宗匠は唐 家璇 中国日本友好協会会長はじめ友好協会関係者と会見されました。中国側から宋 敬武 中国人民対外友好協会副会長、劉 徳有 元中国文化部副部長、王 秀雲 中国日本友好協会副会長ら、日本側から四方 敬之 在中国日本国公使らが同席。主催者を代表して唐 会長が歓迎の挨拶、大宗匠は中国日本友好協会からの歓迎の意に謝意を表された後、唐 会長へ自ら一碗のお茶を差し上げ、同席の皆様もお茶を楽しまれました。

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会見の様子大宗匠と唐 会長(右)

  午後2時半、協会の礼堂にて日中平和祈念献茶式が執り行われました。宋 副会長の挨拶に続いて、大宗匠が登壇。厳かな雰囲気のなか、謹点した一碗を日中両国の国旗に捧げました。

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宋 副会長

  献茶式後、大宗匠は「中国と日本が一体となって様々な問題を乗り越えて、素晴らしい世界のために貢献できることを祈念する」と挨拶され、四方公使が「本日の茶会が刻々と変化を続ける日中関係において、改めて互いの文化に対する理解を深め、絆の強さを確認する良い機会になることを期待します」と挨拶。続いて、劉 元副部長の記念講演が行われ、これまでの日中両国の交流史とご自身の経験を振りかえりながら、「一期一会」等の茶道精神に触れられました。

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四方 公使劉 元副部長

  講演会終了後、礼堂の近くの平和の鐘の広場にて中日賞春茶会が催されました。大宗匠の解説のもと、北京同好会による呈茶が行われ、日中両国の友好に寄与されている方々や現地の日本企業代表者等約100名に一碗が振る舞われました。
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