スロベニア共和国独立25周年記念
「日本国伝統文化・茶道のつどい」

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  平成28年6月25日(土)から27日(月)まで、千 玄室大宗匠は、スロベニア共和国独立25周年記念と日本・スロベニア友好促進及び茶道裏千家淡交会スロベニア協会発会式のため、スロベニア共和国の首都リュブリャナを訪問しました。

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  行事に先立って、大宗匠一行は在スロベニア日本国大使公邸を訪れ、福田啓二 駐スロベニア日本国特命全権大使夫妻を表敬しました。

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献茶式和合の茶会

  6月26日(日)、リュブリャナ市中心街にあるグランド ホテル ユニオンのユニオンホールにて、日本とスロベニアの友好と世界平和を祈念して献茶式が厳修されました。スロベニア市民を含む300名を超える参加者が見守る中、大宗匠は厳かに一碗を点じ、両国の国旗に捧げられました。続いて、茶道裏千家淡交会スロベニア協会名誉会長のダニーロ・トゥルク前スロベニア大統領夫妻をはじめとする来賓の方々が「和合の茶会」に登壇し、一碗の濃茶を分かち合いました。また、祝辞として、 福田大使は「和・敬・清・寂」の大切さ、トゥルク前大統領は「今回の集いはこれからの日本とスロベニアの友好関係における重要な礎になった」と述べられました。

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福田大使トゥルク前スロベニア大統領

  そして、大宗匠による記念講演が開催され、引き続き茶道デモンストレーションが行われました。
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記念講演茶道デモンストレーション

  その後、参加者全員に平和祈念と友好の一碗が振る舞われました。
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呈茶席の様子

  引き続き、同ホテルのグラスホールにて、裏千家淡交会スロベニア協会の発足式と午餐会が行われました。大宗匠の「京都の宗家との強いつながりを得て発展されることを祈念いたします」の挨拶に続き、トゥルク前大統領と福田大使からの祝辞がありました。そして、スロベニア協会会長のボヤナ・スカファーさんに協会の認証書と役員の委嘱状が、顧問・茶道講師の村上宗由さんに寄贈品、スロベニア協会幹事長のパウラ・ブラガ・シメンツさんに茶名が親授されました。
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挨拶される大宗匠

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認証書の贈呈

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寄贈品の贈呈茶名の親授

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  また発会を祝い、ミティヤ・ベルヴァル国民評議会議長による乾杯の発声で午餐会が行われました。
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大宗匠を囲む協会会員一同

  6月27日(月)の朝、大宗匠は福田大使と共に国会を訪問、ミラン・ブルグレス国民議会議長とベルヴァル国民評議会議長らに一碗を振舞われました。日本、スロベニア、EUの三旗の下、お茶を楽しまれた両議長は、自ら茶筅を振リ、大宗匠と福田大使に呈するなど、終始和やかな時となりました。
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両議長に一碗を振舞われる大宗匠

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(左より)福田大使、大宗匠、ブルグレス国民議会議長、ベルヴァル国民評議会議長

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