千 宗室家元一行 台湾を訪問

  千 宗室家元夫妻、敬史様、万紀子様、大谷宗裕様は平成27年9月2日(水)、3日(木)で台湾を訪問され、淡交会台北協会20周年・北投(ベいとう)協会7周年の記念行事に出席されました。(台北協会:許 敏恵 名誉会長、施 宗秀 名誉会長、張 武雄 会長/北投協会:張 純明 名誉会長、関 宗貴 名誉会長、陳 欽煒 会長)

  2日、家元はじめ宗家方は、台北協会及び北投協会が主催する各茶席において、沼田幹夫 公益財団法人交流協会台北事務所代表、舟町仁志 公益財団法人交流協会代表理事・専務理事夫妻、李 嘉進 亜東関係協会会長をはじめとする来賓方と共に、それぞれの趣向を楽しみつつ、和やかなひと時を過ごされました。

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台北協会茶席(於:好古庵)北投協会茶席(於:北投文物館)

  翌3日は午後2時より中国石油会議場にて、来賓はじめ両協会関係者や一般来場者約600名を迎えて記念式典が開催されました。
  両協会を代表して施 台北協会名誉会長・大会会長による主催者挨拶があり、家元からの挨拶、沼田代表による来賓祝辞の後、表彰式が執り行われました。

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施 名誉会長家元挨拶

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沼田代表

  御家元表彰では、台湾における茶道人の育成と茶道の普及発展に尽力した功績に対し、施 台北協会名誉会長、関 北投協会名誉会長に表彰状と記念品が贈られました。また、長年に亘る日台の文化交流への貢献に対して、人見宗寿 台北協会顧問、張 北投協会名誉会長(代理:張 玟珍氏)に感謝状と記念品が贈られました。その後、台北協会の3名に淡交フェローが授与されました。

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御家元表彰授与関 名誉会長挨拶

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感謝状授与淡交フェロー授与

  続いて、本年7月、淡交会台中(たいちゅう)協会が発会したことに伴い、設立承認証と委嘱書が黄 碩基 会長、鍾 宜哲 幹事長それぞれに交付されました。

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設立承認証、委嘱書を交付される黄 会長(左)、鍾 幹事長(右)

  午後3時からの公開講演会で、家元は、日本文化や茶の湯の精神について身近な例を通して平易に解説。一期一会の茶道の精神をもとに、人間としての生き方の美を「知足」であることなどを語りかけられました。

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  講演に続き、家元の解説による薄茶点前の茶道デモンストレーションが行われました。一般市民には初めて点前を見たという方も多く、茶道に触れる貴重な機会となりました。

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解説される家元

  行事開催前には、中国石油会議場のロビーに淡交会台北協会、北投協会合同による呈茶席が設けられ、両協会の会員が協力して一碗を呈しました。

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  午後7時からは、オークラ・プレステージ・タイペイにて、沼田代表、舟町代表理事・専務理事夫妻をはじめとする来賓方、台北協会および北投協会の役員、会員約150名が出席のもと、御家元歓迎晩餐会が開催されました。張 台北協会会長による主催者挨拶にはじまり、家元による挨拶、黄 其光 国際ロータリーガバナー、舟町代表理事・専務理事による来賓挨拶の後、許 台北協会名誉会長による乾杯で開宴。家元一行は、台湾各地から集った参加者と終始和やかな雰囲気のなか歓談されました。

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張 会長  家元挨拶

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黄ガバナー 舟町代表理事・専務理事

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許 名誉会長による乾杯発声

  最後に、陳 北投協会会長による挨拶があり、宗家をお迎えできたことに対する感謝と今後の抱負が述べられ、晩餐会は締めくくられました。

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陳 会長

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