2015年ミラノ国際博覧会で茶道行事を開催
茶の湯−日本文化のポータルサイト−

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  平成27年5月1日(金)、イタリア共和国において約150の国・機関が参加するミラノ国際博覧会(ミラノ万博)が開幕。千 宗室家元、敬史様、万紀子様、大谷宗裕様がイタリア・ミラノを訪問し、開幕からの5日間、日本館イベント広場において「茶の湯−日本文化のポータルサイト」をテーマに茶道紹介と呈茶を行いました。

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  開幕前日の4月30日(木)、ミラノ市内のパークハイアット・ホテルにおいて古賀京子 駐ミラノ日本国総領事、浜野 京 日本貿易振興機構(JETRO)理事、中川明子 同展示事業部長、笹 浩司 日本館行催事事務局チーフプロデューサー、長井邦翁 同チーフディレクターを来賓に迎えて家元主催の懇親夕食会が行われました。宗家方をはじめ、すみれ会、淡交会ミラノ協会、裏千家ロンドン出張所より、この度の催事のために参集したメンバーが一同に会するなか、家元が翌日からの催事運営にあたり、皆の団結を呼び掛けました。その後、古賀総領事による挨拶に続き、敬史様が乾杯の発声をし、和やかに懇親を深めました。
  最後に万紀子様の挨拶でお開きとなりました。

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古賀総領事の挨拶

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  翌1日、11時より行われた日本館開館式に家元はじめ宗家方が出席、家元はイベント広場参加者を代表してテープカットに臨みました。その後、同館イベント広場において、開館式に出席された櫻庭英悦 農林水産省食料産業局長、寺澤達也 経済産業省代表商務流通保安審議官をはじめとする来賓方に一碗が呈されました。
  ステージには和紙作家の堀木エリ子氏制作による雪月花をテーマとした屏風が設えられ、家元が解説されるなか、敬史様、万紀子様が点前を披露。また、会場脇では実際に石臼で碾茶を挽くことができる体験コーナーを設置し、来場者の茶の湯への理解を深めました。

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日本館開館式・テープカット

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  また、同日、梅本和義 駐イタリア日本国大使夫妻、日本・EU議員会議のため訪伊中の参議院議員 小坂憲次氏(団長・元文部科学大臣・長野県支部支部長)、衆議院議員の石原伸晃氏(前環境大臣・東京第七東支部副支部長)、後藤田正純氏(元内閣府副大臣・元徳島支部副支部長)他が来場され、一碗を喫した他、4日(月)には林 芳正 農林水産大臣(下関支部支部長)がブルーノ・パスクィーノ ミラノ万博政府代表らと日本館を来訪され、一碗を楽しむとともに挽茶を体験しました。

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  茶道に興味を持って来場する方だけではなく、偶然立ち寄られた方もあり、来場者の多くは初めて目にする茶道の点前を興味深く見入り、呈された抹茶と菓子を味わいました。一碗のお茶を通じてもてなしの心は伝わり、会場を後にする来場者からは笑顔がこぼれました。5日間で約2,000名の来場者を迎え、催事は大変盛況のうちに終了しました。

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