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4月7日(日)〜11日(木)の間、千 玄室大宗匠は米国首都・ワシントンDCはじめ米国各地を訪問。メイジー・ヒロノ上院議員主宰による「世界平和のための日米の絆(U.S.-Japan Alliance for World Peace)」献茶式に臨まれるとともに、各種行事を執り行われました。 ◆ ワシントンDC協会昼食会 7日、ワシントンDC市内のセント・レジスホテルにおいて昼食会が開催。ワシントンDC協会会長のウィリアム・ブリアー夫妻、故ダニエル・イノウエ上院議員夫人で同協会特別名誉顧問のアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏、元ハワイ州知事のジョージ・有吉夫妻、また、多数のワシントンDC協会会員が出席し、渡米された大宗匠を華やかに迎えました。 |
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大宗匠の挨拶に続いて、ブリアー会長、綿貫雅一同協会顧問から挨拶。ジーン・有吉夫人の発声で乾杯しました。参加者は大宗匠を囲んで和やかに歓談し、交流を深めました。 |
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ブリアー会長挨拶 | 綿貫顧問挨拶 |
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有吉夫人による乾杯 |
◆ 和深庵披露茶会 8日、昨年、家元夫人、千 万紀子様、伊住公一朗様出席のもと茶席披きの行われた裏千家ワシントンDC道場内茶室「和深庵」において、完成1周年を記念した茶会が開かれ、佐々江賢一郎駐米日本国特命全権大使、ブリアー会長、有吉夫妻、ジョン・ミラー副会長はじめ多くの来賓が出席。心尽くしの趣向が取り合わされた席で、大宗匠の点てられた一碗を和やかに喫しました。和深庵は今後、ワシントンDCにおける露地や水屋を備えた本格的な稽古場として一層の活用が期待されています。 |
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大宗匠の一碗を喫される佐々江特命全権大使 |
◆ 第2回北米代表者会議 8日午後からは、ヘイ・アダムスホテルにおいて第2回北米代表者会議が開催。来賓として有吉夫妻を迎え、北米の25協会からの代表者55名、オブザーバーとしてワシントン&リー大学のジャネット・イケダ准教授、西フロリダ大学の本田繁子女史が出席しました。 冒頭、挨拶に立たれた大宗匠は翌日の献茶式に触れられ、故イノウエ上院議員の思い出とともに、開催に向けて尽力された有吉夫妻に感謝の言葉を述べられました。また、海外における茶道布教の実例を挙げつつ、その意義を説かれるとともに、「お茶の色はグリーンです。我々の地球にとって大事な色であるグリーンそのものであるお茶を楽しんでほしいと思います」と結ばれました。 |
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大宗匠挨拶 |
その後、議長に選出されたブリアー会長の議事進行のもと、関根秀治淡交会副理事長からの宗家・総本部報告、弘田佳代子北米総局事務長より北米総局報告が行われました。 |
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関根副理事長より宗家・総本部報告 | 弘田事務長より北米総局報告 |
続く協議事項では、「北米講習会」、「北米地域巡回研究会」、「海外協会の運営」について関根副理事長、弘田事務長より報告の後、質疑応答が行われ、今後の北米地域における淡交会の諸活動にむけて示唆を得る貴重な機会となりました。 |
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最後に事例発表が行われ、北米講習会について鍋田宗友氏(ミシガン協会幹事長)とモーガン・ビアード・宗紋氏(フィラデルフィア協会幹事長)から、北米地域巡回研究会について渡辺宗和氏(ポートランド和会協会副幹事長)から、冬期講習会英語クラスについてグレン・ペレイラ・宗麗氏(ボストン協会副幹事長)からそれぞれ発表が行われました。 |
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鍋田幹事長 | ビアード幹事長 |
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渡辺副幹事長 | ペレイラ副幹事長 |
◆ 晩餐会 8日夕刻よりはヘイ・アダムスホテルの最上階において晩餐会が開催。冨田浩司駐米日本国特命全権公使、大鷹正人日本国公使はじめ多数の来賓と北米地域の各協会会員が出席。晩餐会は大宗匠の挨拶に続き、有吉元州知事が挨拶。大鷹公使の発声で乾杯。 |
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大宗匠挨拶 |
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有吉元州知事挨拶 | 大鷹公使による乾杯 |
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大宗匠を囲んで |
◆ 米国上院献茶式「世界平和のための日米の絆」 9日、米国上院内のケネディ・コーカス・ルームにおいてメイジー・ヒロノ上院議員主宰「世界平和のための日米の絆」が開催。有吉夫人の司会進行により、米国国歌斉唱、ハワイ州歌斉唱に続いて、大宗匠は献茶式を厳修されました。まず、一碗を謹点された大宗匠は米国国旗、ハワイ州旗、上院旗の前に厳かに進まれ、世界平和に捧げられました。続いて、もう一碗を謹点され、故イノウエ上院議員に捧げられました。 |
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この献茶式は2011年7月にハワイで厳修されたアリゾナメモリアル平和祈念献茶式に感銘を受けた有吉夫人が強い熱意をもって、故イノウエ上院議員とともに1年以上に渡る準備期間、関係各位との折衝を経て実現したもので、昨年12月にイノウエ上院議員が逝去した後はハワイ州出身のヒロノ上院議員が主宰を引き継がれていました。 献茶式にはパトリック・レイヒー上院仮議長、ヒロノ上院議員、イノウエ夫人はじめ上院関係者、佐々江特命全権大使夫妻、大鷹公使、千葉 明公使夫妻、柳原恒彦ワシントン日本商工会会頭、ブリアー会長、ミラー副会長はじめ多数の来賓、裏千家の同門社中が参列。歴史的な献茶式を静かに見守りました。 献茶式の後、ヒロノ上院議員、レイヒー上院仮議長、佐々江特命全権大使、有吉元州知事からそれぞれ挨拶があり、世界平和のために文化の担う役割と、故イノウエ上院議員への思いについて語られました。 |
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ヒロノ上院議員挨拶 | レイヒー上院仮議長挨拶 |
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佐々江特命全権大使挨拶 | 有吉元州知事挨拶 |
引き続き、会場では呈茶が行われ、大宗匠は自ら点前座に進まれ参列者に一碗を振る舞われました。また、ワシントンDC協会会員の皆様が着物姿でお菓子とともに一碗を運び出され、上院関係者はじめ多くの方に手渡されました。その後、昼食会も開催され、和やかな雰囲気の中、無事に閉会しました。 |
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◆ 「明澄庵」20周年記念茶会 10日、大宗匠はカリフォルニア州サクラメント郡のペンリンにおいてウォード・宗寿氏の茶室「明澄庵」20周年記念茶会に出席されました。ウォード氏は同地域において永年にわたり茶道布教に尽力されており、「明澄庵」の扁額は大宗匠の揮毫によります。 茶席では大宗匠寄贈による一行「無為無事人」が掛けられ、ウォード氏心入れの設えで大宗匠に一碗が呈されました。 茶会後には昼食会も催され、大宗匠を囲んで懇親の輪が広がりました。 |
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濃茶席 | 薄茶席 |
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記念昼食会 |