千 玄室大宗匠 バンコク訪問
淡交会バンコク協会30周年記念行事

  千 玄室大宗匠は5月5日(土)〜8日(火)、タイ王国の首都バンコクを訪問、淡交会バンコク協会30周年記念行事に臨まれました。
  淡交会バンコク協会の前身である裏千家バンコク支部は1981年3月、千 宗室家元(当時・千 政之氏)を隊長に裏千家青年奉仕隊がタイを訪問した際に発会。 アジアで最初の裏千家海外支部となるだけに、シリントーン王女殿下にご臨席いただき、発会式が盛大に行われました。
  それから30年という年月が流れ、タイの目覚ましい発展と共に歩んできたバンコク協会の慶事を祝って記念行事が開催されました。

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バンコク郊外アユタヤ遺跡(世界遺産)

 【シリントーン王女殿下謁見・献茶】
  大宗匠は、6日午後6時より、サッパトム・パレス グリーンホールにてシリントーン王女殿下に謁見、一碗のお茶を献じられました。

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  謁見には小島誠二駐タイ日本国大使夫妻、青木伸也参事官、関根秀治・裏千家事務総長・淡交会副理事長、倉斗宗覚今日庵業躰、バンコク協会よりナワラット・レカクン会長、ブーイ宗文、松下宗実両副会長、及び国際ロータリー世界大会に出席のためバンコク入りをしていた淡交会アーバナ・シャンペン協会会長の郡司紀美子夫妻も陪席。
  大宗匠は、バンコク支部が30年前にシリントーン王女殿下のご臨席の下で発会したこと、タイ水害のお見舞い及び東日本大震災の御礼を述べられるなど親しく会談されました。
  さらにユネスコ親善大使でもあられる王女殿下と、日タイ交流並びに世界の文化遺産の継承の重要性についても話をされるなど有意義な時間を過ごされました。

  続いての献茶では、茶道に造詣が深い王女殿下は、大宗匠のお点前の説明に熱心に耳を傾けられ、メモを取られ質問もされるほどでした。その後、王女殿下が二碗を点てられ、一碗目は大宗匠、二碗目は同席された小島大使に呈されるなど、大変和気藹々とした雰囲気での文化交流行事となりました。
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説明に熱心にメモを取られる王女殿下

 【バンコク協会30周年記念茶会】
  バンコク協会30周年記念行事は、7日夕刻からナイラート・パークホテルボールルームを会場に行われました。
  午後4時からの記念茶会には、大宗匠、小島大使夫妻、中川勉公使、青木参事官、大橋寅二郎・泰国日本人会会長、コッパコーンタイ日協会会長ら100人を超える方々が参席。
  青少年サークルの学校茶道の生徒、チュラロンコン大学の学生の姿も見られ、和やかな雰囲気の下、参席者には協会会員から心づくしの一碗が呈されました。
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協会30年の歩み写真パネルの展示

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  【バンコク協会30周年記念晩餐会】
  午後5時半から協会30周年記念晩餐会が催されました。
  冒頭、日本とタイの国歌を歌手の独唱で開会。 ナワラット会長の挨拶、ブーイ副会長から協会の歴史が紹介され、その後に大宗匠が祝辞を述べられました。
  続いて、協会の発展に尽力された方々への功労者表彰が行われ、大宗匠より表彰楯と記念品が授与されました。
  小島大使が来賓を代表して祝辞を述べられ、続いて乾杯の発声。琴の演奏も行われ、和やかな雰囲気の内に、30周年行事は恙無く終了しました。
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ナワラット会長より挨拶 ブーイ副会長より協会の歴史紹介

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祝辞を述べられる大宗匠

《功労者表彰》
特別功労賞:ナワラット・レカクン会長、ブーイ宗文副会長・幹事長、松下宗実副会長
功 労 賞:二階堂宗真理事、牛山宗文氏、石平厚一郎元相談役、モンタ・ピムトーン理事
 カムトーン・ウンヒランサクン顧問、ソムラック・チャルンポット顧問
奨 励 賞:安藤宗由理事、武内志津氏、矢田宗恭氏
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小島大使より乾杯の発声 カムトーン協会顧問より閉会の辞

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