千 玄室大宗匠、大韓民国 鄭雲燦国務総理を表敬訪問




  千 玄室大宗匠は、10月23・24日の「第5回東アジア茶文化シンポジウム」ならびに「第5回パネルディスカッション―東アジアの文化と平和―」(於・ソウル市)の開催に際して韓国を訪問され、両行事に先立って、10月22日に 鄭雲燦 ( チョンウンチャン ) 国務総理を表敬訪問されました。
  9月29日付で国務総理に就任されたばかりの鄭国務総理は、「大宗匠は世界を舞台に活躍され、茶道を紹介されていると伺っています。茶道を通じて文化交流を活発に行うことで、韓日関係はもちろんのこと、世界の平和に貢献していただきたいと思います」との期待を伝えられました。
  大宗匠が一碗を呈しながら茶道が内包する平和思想について説明されると、鄭国務総理が「一見、平凡な行為であるお茶飲むという行為を、“茶道”にまで高めた日本の皆さまに敬意を表します」と応じられ、日韓両国、ひいては東アジア地域の相互理解促進のため、日本の伝統文化、総合文化である茶道の果たす役割の重要性を再確認する有意義な機会となりました。
  なお、会見には重家俊範駐韓国日本国特命全権大使も同席されました。




  「第5回東アジア茶文化シンポジウム」ならびに「第5回パネルディスカッション―東アジアの文化と平和―」の様子については、後日掲載いたします。