千 玄室大宗匠、韓国を訪問
〜ソウル・漢陽女子大学にて特別講演〜




  千 玄室大宗匠は韓国ソウル・漢陽女子大学での特別講演と茶道紹介のため、4月6日から9日まで訪韓されました。

  漢陽女子大学は、韓国有数の大学・漢陽大学の女子専門学校として創立、本年30年を迎えるにあたり、その記念事業の一つとして学内に日本の茶室を建築することになり裏千家に協力を要請し、大宗匠がこれに応えて訪韓されました。
  4月7日、李珍性学長と学長室で面談された大宗匠は、同学長からの協力要請に、茶室建築はもとより、将来の茶道講座開講についても快諾されました。


  李学長は韓国では珍しい女性の学
  長で、陶芸が趣味とのこともあり、
  和やかな会談となりました


  千 玄室大宗匠は面談後、「茶道の香り」と題して講演を特別に行なわれました。同講演と茶道デモンストレーションは、授業の正式講義とされ、多数の学生が受講。日本の茶道に初めて接した学生達は、大宗匠の丁寧な解説に真摯な態度で聴講していました。
また、特別講演には、日本大使館公報文化院大澤勉院長(公使)も特別に同席、同院長は初めて同校にて日本茶道が紹介されることに祝辞を述べられ、今後の茶道を通じた日韓文化交流への期待を示されました。




真剣に聴講する学生たち 学生の中に入って説明される大宗匠


    菓子の説明を受ける李学長