沖縄・終戦70年周年記念 |
―平和のつどい― |
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5月23日〜25日、那覇市と糸満市において、千 玄室大宗匠による終戦70周年記念―平和のつどい―が淡交会沖縄支部(親泊一郎支部長)主催で執り行われました。 |
5月23日(金) | |
◇大宗匠主催懇親会 | 於 パシフィックホテル沖縄(那覇市) |
5月24日(土) | |
◇特別講演会 | 於 航空自衛隊那覇基地内体育館(那覇市) |
◇海上慰霊祭 | 於 那覇港沖 |
5月25日(日) | |
◇平和祈念献茶式 | 於 沖縄平和祈念堂(糸満市) |
5月23日(金) |
◇大宗匠主催懇親会 於 パシフィックホテル沖縄 |
夕刻パシフィックホテル沖縄「万座の間」にて懇親会が催されました。 来賓挨拶として田稔久 外務省特命全権大使(沖縄担当)、後藤豊彦 九州地区名誉地区長が登壇。その後、稲嶺惠一 同支部支部顧問・前沖縄県知事の乾杯発声とともに開会され、沖縄県内外から集った約190名が和やかに親睦を深めました。 |
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高田大使(沖縄担当) | 稲嶺支部顧問 |
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海軍14期会とともに |
5月24日(土) |
◇特別講演会 於 航空自衛隊那覇基地内体育館 |
午前10時から航空自衛隊那覇基地内にある体育館で、「平和の為に」と題して特別講演会が行われました。陸海空自衛隊員300名を含む約770名が聴講。大宗匠は戦争体験にもとづいて「戦争はするな、平和を継続すべし」と声を大にして叫ばれ、平和を祈りたいとの思いを語られました。 |
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また、特別講演会の前には同基地内南西航空混成団司令部にて、杉山良行 航空自衛隊南西航空混成団司令空将と平田英俊 元航空自衛隊幹部学校学校長が点前を披露されました。その後、沖縄支部会員による呈茶が行われました。 |
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杉山空将 | 平田元学校長 |
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◇海上慰霊祭 於 那覇港沖 |
午後1時30分、参列者約230名が乗船し、那覇港を出航。沖縄戦で激戦の地となった慶良間諸島を望む海上にて慰霊祭が行われました。慰霊祭では黙祷に続いて大宗匠によるお茶湯の儀が厳修され、多くの戦没者が眠る海に一碗が捧げられました。 続いて大宗匠、親泊一郎 沖縄支部支部長、大瀬戸功 海上自衛隊第五航空群司令海将補、前森一徳 沖縄海友会会長、阿山剛男 海軍14期会代表、下地幹朗 前衆議院議員、松田賢一 外務省沖縄事務所副所長夫妻、後藤豊彦 九州地区名誉地区長、島袋 洋 沖縄今日会会長による代表献花が行われました。 |
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5月25日(土) |
◇沖縄・終戦70周年記念―平和のつどい―平和祈念献茶式 於 沖縄平和祈念堂 |
午前10時、平和の鐘が鳴り響き開式されました。黙祷の後、琉球古典音楽人間国宝の照喜名朝一氏と琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会による「仲風節」が行われました。この歌は、300年以上前に作られたもので、対話の大切さを説く琉歌として歌い継がれているものです。 平和祈念堂の点前座に進まれた大宗匠は、厳かに二碗を点じられ、彼我の戦没者と民間の犠牲者の御霊(みたま)に対し一碗を、また、世界の恒久平和を祈念し一碗を捧げられました。 この献茶式の主茶碗には、沖縄の土を用いた天目茶碗が使われました。この茶碗は沖縄今日会の仲西 太氏が制作したもので、大宗匠の世界平和を希求される御心に添い、また鎮魂の思いが込められた零戦をイメージした図が描かれています。 式には、高田稔久 外務省特命全権大使(沖縄担当)、川上好久 沖縄県副知事、杉浦友平 糸満市副市長、尚 弘子 公益財団法人沖縄協会理事、海軍14期会の方々、淡交会役員・会員、青年部会員、学校茶道の学生など約270名が参列しました。 |
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式終了後、沖縄青年部と琉球大学・沖縄大学・沖縄女子短期大学の学生が拝服席を担当しました。 |
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