千 玄室大宗匠、平安女学院名誉理事長に就任


  千 玄室大宗匠は、11月1日付で学校法人平安女学院の名誉理事長に就任され、12月22日(土)、同校にて名誉理事長称号授与式と記念講演会が行われました。

  名誉理事長称号授与式は同校の礼拝堂でもある聖アグネス教会にて行われ、高地 敬主教の開式の言葉、お祈りに続いて、山岡景一郎理事長より大宗匠に名誉理事長の称号が授与されました。




  その後、大宗匠はアグネスホールにおいて「狭き門を求めよ」と題して講演されました。大宗匠は講演の中でご自身とキリスト教の関わりに触れ、「若宗匠になるために大徳寺で修行しますが、禅宗に縛られずにキリスト教やほかの宗教にも接することができるのは同志社に進学し学んだことが土台となっています」と話されました。また、「茶道を難しいと思う方が多いかもしれません。しかし、あなたの幸せのためにと心をこめて点てられた一碗を分け合うことで、敵も味方もなく人間としてこの地球に住まわせていただいているありがたさを感じることができるのではないでしょうか」と語りかけられました。
  会場に集まった約300名の聴衆は、大宗匠の言葉に熱心に聴き入りました。