東京今日会




  10月25日、千 宗室家元、淡交会理事の伊住公一朗氏、伊住禮次朗氏、今日庵調査役・淡交会理事の大谷宗裕氏が出席され、銀座の吉兆において東京今日会(会長:牛尾治朗 ウシオ電機株式会社代表取締役会長)が開催されました。

  今日会は、地元の政・財・文化・芸術・宗教等各界の主な方々で構成される茶道の愛好者・数寄者の集まりで、茶道を通じて地域文化の振興に貢献することを目的に各地で活動しています。
  今回の東京今日会には福田康夫元内閣総理大臣、自民党幹事長の石原伸晃氏、塩崎恭久元内閣官房長官、小坂憲次元文部科学大臣、逢沢一郎元外務副大臣、平井卓也代議士など衆参両院議員方や今日庵老分、財界関係者などが出席。また、家元の招待で仙台今日会からも3名が参加され、合計42名の盛会となりました。

  会場に到着された出席者方はまず薄茶を一服喫され、午後6時に今日会が開会。新入会員の山崎長宏氏と小林宏明氏が紹介された後、家元が講話をされました。
  家元は、当日の茶席の茶碗や菓子などを例に挙げながら、昔と現在の姿の違いなどについて分かりやすく説明されるとともに、現在を基準に過去や未来を捉えがちな現代の考え方について注意を促され、「今を基準に古いものや未来を見るのではなく、今、自分がこの一日をどう生きるかということに責任をもって過ごすことが、先達や未来の人々に対する責任にも通じるのだと思います」と話されました。




  その後、本庄八郎今日庵老分の発声で乾杯。出席者方は和やかに親睦を深められ、小坂敬今日庵老分の中締めでお開きとなりました。


本庄老分の発声で乾杯 小坂老分の中締めの挨拶