千 容子家元夫人
みこころ会30周年記念フォーラムにてパネルディスカッション




  10月25日、京都コンサートホールで開催された「みこころ会30周年記念フォーラム」においてパネルディスカッションが行われ、同会会長の千 容子家元夫人がパネリストをつとめられました。
  この記念フォーラムは、ノートルダム学院小学校「父母の会茶道サークル」のOG会であるみこころ会が発足して30周年を迎えたことを記念して開催されたものです。

  パネルディスカッションは、「今、子どもたちに伝えたいこと―文化・伝統・継承―」をテーマに行われ、家元夫人、シスター ベアトリス氏(ノートルダム学院小学校校長)、笹岡隆甫氏(未生流笹岡次期家元・同校28期卒)、大西英玄氏(音羽山清水寺成就院住職・同校32期卒)、仁科亜季子氏(女優・同校卒業生保護者)がパネリストを、松井道宣氏(医療法人同仁会京都九条病院理事長・同校11期卒)がコーディネーターを務められました。
  家元夫人は、文化・伝統の継承について「若い世代のお母さんたちには、子どもたちが正しい日本語を話せるように、また、日本に昔からあるものを食べさせて育てていただきたいと思います。そのような生活を送ることで、お茶やお花など日常生活に関わりのある文化や人間の根底にある宗教などのように長い時間を経て続いてきたことが、これからも伝わっていくのではないでしょうか」と語りかけられました。




  また、第一部では、「お茶に親しむ」と題して、町田宗芳今日庵業躰による解説のもと、和親棚を使ったデモンストレーションが行われました。